
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、KADOKAWAから単行本が9巻まで刊行中の『じいさんばあさん若返る』(KADOKAWA刊)を紹介する。2024年4月にアニメ化もされた話題作である本作の作者・新挑限さんが、4月25日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.9件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、新挑限さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■孫に問われて振り返る、呼び方の変遷

畑で見つけた不思議なりんごを食べ、若返った正蔵とイネ。穏やかな日々を送る2人は、孫・未乃から互いを「じいさま」「ばあさま」といつから呼ぶようになったのか質問される。
出会った頃は苗字で、結婚後は「あなた」や呼び捨てに、未乃の父・義明が生まれた時に「父さん」「母さん」へ変わったと振り返る2人。そして孫が生まれ、「じいさん」「ばあさん」呼びになったと説明する。すると未乃から、正蔵への名前呼びを求められたイネ。頬を染めて彼に視線を向け…。
この若返った老夫婦と孫のエピソードを読んだ人たちからは、「熟年老夫婦なのに初々しい」「尊過ぎる家族」「アツアツだから冬に良さそう」など、多くのコメントが寄せられている。
■「最後の大コマだけは若い頃のばあさまを意識して描きました」作者・新挑限さんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
お年寄りのお話を描くにあたって、おじいちゃんおばあちゃんたちもかつては若いカップルで、名前で呼び合ってた時期があるはずだよなぁという疑問がキッカケでした。
――本作では、イネと正蔵の呼び方の変遷、そしてイネが見せた表情が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
最後のページで見せるばあさまの表情です。最後の大コマだけは若い頃のばあさまを意識して描きました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
名前で呼び合って湿度が上がるシーンです(笑)。じいさまとばあさま呼びが無くなるとくどいほどのラブコメになるんだなと再確認させられました。
――ストーリーやキャラクターデザインを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
ストーリーでは過去と現在の対比を毎話意識して描いています。昭和と令和のいいところ悪いところ、そのギャップを見つけて強調することが大事だと思っています。キャラデザはただかっこいい、かわいいだけじゃなく、どことなく優しさを感じるといいますか、親しみやすい要素をどこかしらに盛り込むようにしています。
――今後の展望や目標をお教えください。
『じいさんばあさん若返る』だけでなく、別の作品でのメディアミックス化を目標にしています。時間はかかると思いますが、いろんなやり方で読者の心を掴む工夫をしていきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
アニメ化を終えても、『じいさんばあさん若返る』の日常はこれからも続くので、応援していただけると幸いです!

