声も文字も届かなくなっていく…変わる娘を前に、父はただ手を握った|卵巣がんと私

声も文字も届かなくなっていく…変わる娘を前に、父はただ手を握った|卵巣がんと私

卵巣がんと診断され、抗がん剤治療を受けていた苗さん。はじめは順調だったものの、今度は十二指腸にもがんが見つかり、治療が難しくなります。その後、緩和治療に切り替えて…。

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兄が「俺の方こそごめん」と悲しみます。

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もう過去には戻れない、それでも後悔は募ります。

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5月24日、何が起こるのでしょうか。

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苗さんの病気に気付けなかったことや、つらい思いをさせてしまっていることを申し訳なく思う兄・豊さん。苗さんが気遣ってくれるたびに、自分のどうにもできないもどかしさがあふれ出てきます。

そして徐々に話も筆談も難しくなる苗さん。家族にできることは何かあるのでしょうか。

家族で支え合って懸命に生きる

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長引く腰痛に悩んでいた主人公・苗さんは、兄が勤務する病院で診察を受けることになりました。整形外科や泌尿器科での検査の結果は問題なかったものの、婦人科での検査で「卵巣がん」が判明します。

その後、苗さんは抗がん剤治療を懸命に続け、一時は病状も良くなっていきますが、今度は十二指腸でがんが見つかります。主治医の煮え切らない態度にモヤモヤし、東洋医学を頼りにする苗さん。心配した夫は、別の病院で働く医師で大学時代の先輩・丸田先生の元へ苗さんを連れていきますが、すでに手術ができる状況ではなく、緩和治療へと切り替えることにしたのでした。

体がつらい中でも、いつも周りのことを気にかけながらがんと闘い続けた苗さん。夫や家族は、彼女の意思を尊重しつつ自分たちにできることを考え、最後まで苗さんに寄り添いました。

日ごろから体の変化に注意を向け、小さな異変でも検査を受ける意識が、命を守る大きな一歩になることを教えてくれるエピソードです。

記事作成: sa-i

(配信元: ママリ

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