髪型を変えたり、好みの香りが変わったりして、いつの間にか出番がなくなってしまったヘアオイルやバーム。
「まだたくさん残っているけれど、使い道がないし捨てるしかないかな…」と、洗面所の奥にしまい込んでいませんか。
実はそれ、とてももったいないかもしれません。
余ったヘアケア剤は髪の毛だけでなく、暮らしの中の意外なシーンで再利用できるのだとか。
捨てる前にぜひ試したい『ヘアケア剤の再利用術』について、美容師の岡田充さんにお話をうかがいました。
余ったヘアケア剤を日常で活用する方法
――余ったヘアオイルは、どのような使い道がありますか。
日常のちょっとしたお悩みを解決するのにとても便利です。
おすすめなのが、シールの剥がし跡のベタつきを取ることです。
きれいに剥がれなかった部分にオイルを少し馴染ませると、スルッと拭き取れることがあります。シンナーのようなきついニオイがしないのも嬉しいポイントですね。
革製品のツヤ出しとして、カバンや靴、お財布などにクロスで薄く伸ばす使い方もできます。
また、動きが悪くなったハサミやファスナーのネジ部分に少しつけると、滑りがスムーズになりますよ。
画像提供:岡田充
――では、ツヤ出しスプレーはいかがでしょうか。
ツヤ出しスプレーも、オイルと同様に革製品のツヤ出しやシール剥がしなどに使えます。
さらに、スカートが足にまとわりつく時の静電気対策として使ったり、パステルなどで描いたアート作品の粉飛びを防ぐコーティング剤として使ったりすることもできます。
ただし、オイルもスプレーもトリートメント成分が強いものだと、シミになるなど悪さをしてしまう可能性があります。
必ず目立たない場所でテストしてから使うようにしてください。
意外にも、日常のさまざまな困りごとに役立つという、ヘアオイルやツヤ出しスプレー。
ただし、素材や革の種類によっては、シミや変色の原因になる場合があるため、必ず目立たない場所で試してから使ってくださいね。
画像提供:岡田充
ハードスプレーやヘアバームも髪以外に使える!
――ハードスプレーにも、使い道があるのだとか。
少し驚かれるかもしれませんが、実は害虫の動きを一時的に止める方法として使えます。
ゲジゲジなどの虫が出た時、固めのハードスプレーを吹きかけると、カチカチに固まって動きが止まります。
後で壁やフローリングを拭く必要はありますが、いざという時にとても役立ちます。
ハードスプレーには殺虫効果があるわけではありませんが、虫を固めることで一時的に動きを止めることができるといいます。
いざという時の応急処置として、覚えておくと安心かもしれません。
画像提供:岡田充
――最後に、ヘアバームの活用法を教えてください。
ヘアバームは、シアバターやミツロウなど天然由来の成分で作られているものが多いです。
その場合、乾燥しやすい肘やかかと、膝などの保湿ケアに使えます。かかとのひび割れにお悩みの方にもおすすめです。
また、お気に入りの香りのバームなら、お手持ちのハンドクリームと混ぜて、香りのアレンジを楽しむこともできます。
ヘアバームの種類によっては、髪の毛以外にも使えるとのこと。肌に使う場合は成分表示を確認し、少量で試しから使うのがおすすめですよ。
画像提供:岡田充
意外な活用法で、最後まで使い切ろう
髪をきれいにするだけでなく、お掃除や革製品のお手入れ、さらにはいざという時の虫対策など、意外な場面で役立つ可能性があるとは驚きですね。
あなたのお家にも、眠っているヘアケア剤はありませんか。
「捨てるしかない」と諦める前に、ぜひこれらの裏技を試してみてください。
最後まで無駄なく使い切ることで、暮らしがもっと快適で豊かなものになるかもしれませんね。
画像提供:岡田充
[文・取材/LUIS FIELD 構成/grapeライフハック編集部]

