本記事では、「東京おもちゃショー」の株式会社セガ フェイブのブースを訪れ、展示されていた商品の中から子どもへのプレゼントにぴったりな知育玩具や、大人も欲しくなるぬいぐるみを紹介する。

■「東京おもちゃショー」とは?
「東京おもちゃショー」は、1962年に社団法人日本玩具国際見本市協会主催の「第1回日本玩具国際見本市」としてスタートし、今年で62回目を迎えるイベントだ。
昨年からは、雑誌『コロコロコミック』のイベント「コロコロ魂フェスティバル」と併催しており、夏休み中のおでかけ先として楽しめるようになった。今年は210社が出展。登場したおもちゃの総数は3万5000点にのぼり、大盛況で閉幕した。
■お手頃価格になった「ドリームスイッチ」の進化
まず、1階の入り口からほど近い「ドリームスイッチ」のコーナーへ。ドリームスイッチとは、おやすみ前の親子時間を豊かにするプロジェクター型絵本で、今回、シリーズ初のフルモデルチェンジを行ったそうだ。また、前のシリーズと比べて価格が約2分の1となり、より手ごろに購入できるようになった。

機能も進化しており、ディズニー作品や『おさるのジョージ』、国内外の昔話などからソフトを選び、子どもの個性に合わせてカスタマイズできるのだとか。読み聞かせだけでなくヒーリングミュージックや一緒にストレッチができる映像も格納されているため、外で遊べない日も体を動かして、寝る前の親子時間を充実させられる。

さらに驚くのが、録音機能が追加されており、パパママや子どもの声での読み聞かせが可能になった点だ。この機能を使えば、パパママの手が離せないときも聞き慣れた声で読み聞かせできる。また、録音した音声をSDカードに保存できるので、親子で録音して子どもの成長記録として残しておくのもおすすめだ。
ドリームスイッチの開発担当である土屋さんは、自分が子どもの寝かしつけに苦悩した実体験から本商品を発案したそう。話の長さや内容、スピード感は、子どもにモニターになってもらって調整したという。子育ての実体験から生まれた本商品は、2025年10月23日(木)に発売される。
■長く愛される「アンパンマン ことばずかん」
次に、子育ての最前線で活躍し続けているロングセラー商品で、“ことばずかん”関連のおもちゃでは先駆者的存在の「アンパンマン ことばずかん」のコーナーへ。「アンパンマン ことばずかんシリーズ」は、タッチペンで絵本のイラストをタッチするとアンパンマンたちがさまざまな言葉を話してくれる、遊んでいるうちに自然と多くの言葉に触れられるおもちゃだ。
発売から15年が経つが、開発当初は発語にフォーカスした商品が少なく、参考にできるものもなかったのだとか。

2012年の改訂では「英語モード」が加わり、ペンのスイッチを押すだけでネイティブ発音の英単語への切り替えが可能に。小学校に入学する前から英語と触れ合えるようになった。
2017年からは、「二語文モード」が搭載。二語文とは、「ボール、なげる」「リンゴ、たべない」など、2つの単語を結びつけたシンプルな文章のこと。単語だけでなく会話も学べるため、大人の言っていることを子どもが文章で理解できるようになる。
2021年には、「発語あそび」機能が加わった。アンパンマンたちからの質問やリズムに合わせて流れる言葉で、子どもが思わず声を出してみたくなる仕掛けが搭載。録音再生機能もあり、聞いて覚えるだけでなく、話して日本語をマスターできるように進化した。
また、バイキンマンと電話ができる機能など、成長して言葉を覚えたあとも楽しめる工夫が満載だ。

■女子中高生からも人気の「アンパンマン プリちぃ★ビーンズ」
今や子育ての必需品となっているアンパンマンのぬいぐるみ。子どもにとっての“初めての友達”として、肌身離さず持っているのをよく目にする。なかでも人気なのが、アンパンマンからマニアックなキャラクターまで全45種類がそろうぬいぐるみシリーズ「アンパンマン プリちぃ★ビーンズ」だ。
アンパンマンだけでも、通常の表情、ウインクしているもの、空を飛んでいるポーズ、赤ちゃんバージョンの全4種類があり、特にウインクしているアンパンマンはとてもキュート。

商品担当者によると、「コキンちゃんは小さな子どもだけでなく女子中高生からも人気。スクールバッグに付けたり、SNSで推しの写真と一緒に投稿したりと意外な使い方をしてくださっていて、とてもうれしいです」とのこと。
また、少々マニアックだがナガネギマンも人気だそうで、普段は畑で育てたネギを売っているが、実は正義の味方の剣士というギャップが子どもたちを魅了している。このような隠れた人気キャラクターもぬいぐるみとして商品化しているのが、このシリーズのポイントだ。

最新おもちゃの驚きの機能や、ロングセラー商品が支持を得続けるための工夫など、すべてのおもちゃにこだわりが詰まっている。子どもや甥・姪、孫へのクリスマスプレゼントに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。
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