
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『歯医者は定期的に行こう』を紹介する。漫画アプリ「Palcy」で連載中の『前世、弟子だった最強魔術師が俺を諦めてくれない』(講談社刊、原作:ヒラヲ、漫画:蜂屋すずめ)でも知られる作者の蜂屋すずめさんが、6月14日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3.5万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、蜂屋すずめさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■苦手意識で足が遠のいていた歯医者で明かされる事実

苦手意識もあって足が遠のいていた歯医者にやってきた蜂屋すずめさん。苦手であることを隠して忙しかったと歯科衛生士に説明しつつ、話の中で「前に来たのいつでしたっけ」と質問する。
すると歯科衛生士から「……前回も当院ですか?」と質問が返ってくる。素直に「はい」と答えた蜂屋すずめさんに、歯科衛生士は「8年前、ですね」という予想だにしない返答をして…。
このどうしても足が遠のいてしまう“あるある”なエピソードを読んだ人たちからは、「心当たりありすぎる」「現実が見えてきた」「歯医者嫌いを忙しいことにするのあるあるすぎ」「年を重ねるごとに“最近”が広がるよね」「みんな歯医者に行こう」など、多くのコメントが寄せられている。
■「戒めを込めて詳細に描き込んでやりました」作者・蜂屋すずめさんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作では、かわいらしいデフォルメ調との最後のコマのギャップが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
ありがとうございます!こだわったのは、まさにその最後のコマの絶望顔です。自分ではちょっと久しぶりのつもりだったのに、まさか前回の受診が元号をまたぐ前(平成)だったとは夢にも思わず、問診中、時が止まりました。お姉さん、すこぶる笑顔だったけど、引いてないといいな…。
そのときの衝撃をそのまま形にすべく、デフォルメされた「かわいい私」から、8年の月日を経てすっかり劣化した「現実の顔面」を、戒めを込めて詳細に描き込んでやりました(楽しかった)。診察カードすらどっかへやってしまった私のカルテを、院側がしっかり残してくれていたことにも驚きましたね。次は大事にしよう!と、カードを作り直そうとしたら、患者情報も来院予約もすべてスマホアプリ管理になっていました。これが、令和の歯医者か…。そんな私の残念な顔面を、ぜひじっくり見ていただけるとうれしいです!
――この後、歯医者の予約などで定期的に行かれるご予定はあるのでしょうか?
はい!虫歯があったので(笑)!!歯が痛くなったことが受診のきっかけだったので、「やはり…」という感じではありますが。こんなに久しぶりで、虫歯までこさえてきた女に、スタッフの皆さんが「ここ(虫歯)、磨きにくいですよね」「ほかの歯は本当にきれいですよ!」と、とても優しく接してくださって…。叱られるよりもずっと効いたので、さすがの歯医者嫌いの私も心を入れ替えました(笑)。虫歯が治ったあとも、指示どおり定期的に通おうと思います。
――苦手なため足が遠のいてしまうという、1種の“あるある”が描かれた本作には多くの同調する反響がありました。このほかにも、同様に足が遠のいてしまっていることはございますか?
沢山の方に共感していただけて、「なんだ、私だけじゃなかったんだ!」と安心しました♪(こら)足が遠のいている場所といえば、“近所の美容院”ですね。初対面の方にプライベートなことを根掘り葉掘り聞かれるのが苦手ですし、近所だと、その後どこかで会ったら気まずい。肝心の髪の仕上がりがイマイチだった場合には、店の前を通ることすら地獄です(笑)。
私は専門学生の頃、ただ髪を切りに行っただけなのに、なぜかその店の店長の息子さんとお見合いを組まれそうになり…それ以来、10年ほど足が遠のいている美容院があります(笑)。息子さんがなかなか結婚しないと言っていたので、年頃のお嬢さんみんなに冗談で言っていただけなのだろうな、と今では思いますが、当時の私にそんなことが分かるはずもなく…。元気かな、店長さん。歯医者と違って、必ず行かなければならない場所ではないんですけどね(笑)。
――今後の展望や目標をお教えください。
現在、5歳、3歳、1歳の男の子を育てているので、ドタバタな我が家の日常を描いた育児漫画を中心に、今回のような「分かる~!」と思ってもらえる私自身のエピソードも、どんどん漫画にして発信していきたいです!今はX向けの極短編を中心に描いていますが、いつか少し長めの漫画にも挑戦してみたいと思っています!どっかに、そういうお仕事ありません(笑)!?
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
作品を読んでくださり、本当にありがとうございます!「実は私も…」というコメントをいただくたびに、残念な虫歯女の悲しみが癒やされております。もし今、この記事を読みながら「そういえば歯医者、しばらく行っていないな…」と思った方は、ぜひ今すぐ予約のお電話を!歯を削られる直前に、「あのとき電話しておけば、こんなことには…」と後悔せずに済むはずですから…(号泣)!!
これからも、クスッと笑っていただける作品をお届けできるよう頑張りますので、応援よろしくお願いいたします!

