
7月20日放送の「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」(テレビ朝日系)で紹介されたランキングに、視聴者から違和感の声が相次いだ。
番組では「日本人が旅行で多く訪れている国トップ10」からクイズを出題。1位のアメリカから韓国、ベトナムと続き、ドイツ、シンガポール、フランス、スペインなどがランクインした。
ところが、日本人の定番旅行先として知られる台湾がトップ10に入っていなかったことから、ネット上では「誤ったデータではないか」「中国への配慮として台湾を除外したのか」との指摘が続出したのである。
「あえて4年前のデータを使った」ワケ
なぜ台湾の名前がなかったのか。テレビ関係者が解説する。
「この日の『Qさま!!』で使われていたのは、テロップにも出たとおり日本政府観光局の統計による2022年のランキングなんですが、決して間違ったデータではないんです。当時の台湾は新型コロナによる厳しい水際対策を続け、観光目的の入国が本格的に再開されたのはまさにその22年10月13日。年間の日本人訪問者数は8万7616人にとどまり、10位のフィリピンの10万274人を下回りました」
現在の旅行人気とは大きく異なるコロナ禍の特殊な順位というわけなのだが、なぜ番組はあえて4年前のデータを使ったのか。
「クイズ番組では、正解の根拠となる公的な資料が不可欠。直近のデータはブレが生じたり、容易に見つからないことも多いため、正確を期してこの資料を採用したのでしょう。もっとも台湾を扱えば、『国』と表記するのか『地域』とするのか、国旗をどう見せるのか、いろいろと悩ましいのも事実。中国に直接配慮したというより、無難かつ入手しやすい政府資料を使ったのだとも考えられます」(前出・テレビ関係者)
無難なデータのはずが、かえって疑念を招いてしまったのかもしれない。
(塚原真弓)
