義実家を訪れた際、親戚から届いた高級なシャインマスカットをみんなで食べることになりました。ところが、義母が取り分けたお皿を見ると、夫たちには大粒のぶどうが並んでいるのに、私の分だけ小粒ばかり。気にしないようにしていたそのとき、隣にいた6歳の娘が思いがけないひと言を口にしたのです……。
高級ぶどうの取り分けを見て娘が放ったひと言とは
義実家へ遊びに行った日のことです。親戚から高級なシャインマスカットが届いたということで、みんなで食べることになりました。
義母は「せっかくだから大粒のものから食べてね」と言いながら、お皿に取り分けてくれました。ところが、大きくて見栄えの良い粒は義父や夫、義兄のお皿へ。私の手元に回ってきたのは、小さな粒ばかりでした。
わざとではないのだろう、たまたまそうなっただけ。自分にそう言い聞かせて、気にしないようにしていました。それでも、並んだお皿を見比べてしまう自分がいたのも事実です。
そんなとき、隣にいた6歳の娘が言いました。
「ねぇばあば! ママのぶどうだけ小さいね。なんで?」
「ママ、大きいのあげるね!」
そう言って、自分のお皿から一番大きな粒を私に渡してくれたのです。娘に気を遣わせてしまったことが申し訳なくもあり、でも、ちゃんと見ていてくれたのだとうれしくもありました。
その様子を見ていた義父が「みんな同じように分けよう」と声をかけてくれました。義母も「あら、ごめんなさい」と苦笑いしながら、配り直してくれました。そこからは場の空気がふっと和らぎ、その後の食事は気持ちよく楽しむことができました。
食べ物の大きさや量なんて、些細なことだと思っていました。けれど、受け取る側にとっては、ちょっとした寂しさや違和感として残るものなのだと、あらためて気づかされた気がします。
あの日以来、私も家族に何かを取り分けるとき、無意識のうちに誰かを後回しにしていないか、少しだけ気をつけるようになりました。娘のまっすぐな一言に、大人の私のほうが教えてもらった出来事でした。
著者:青木由佳/30代女性/6歳の娘と3歳の息子を育てる母です。家族との食事の時間を大切にしながら、毎日楽しく子育てをしています
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
※AI生成画像を使用しています

