岡部たかし“藤堂”の秘められた過去…痛みと向き合って一歩踏み出す様子が胸を熱くする<ファーストクライ 母子救命救急班>

岡部たかし“藤堂”の秘められた過去…痛みと向き合って一歩踏み出す様子が胸を熱くする<ファーストクライ 母子救命救急班>

医師としてつらい経験をしていた藤堂(岡部たかし)
医師としてつらい経験をしていた藤堂(岡部たかし) / (C)日テレ

比嘉愛未が主演を務めるドラマ「ファーストクライ 母子救命救急班」(毎週水曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Huluにて配信)の第3話が、7月22日に放送。母子救命救急班に反対する麻酔科医・藤堂(岡部たかし)の過去が明らかになった。(以下、ネタバレを含みます)

■行き場を失ったワケあり妊婦たちを救う産婦人科医たちの奮闘を描く

本作は、日本屈指のセレブ病院で秘密裏に結成された、新たな命を守り抜く母子救命救急班の奮闘を描くメディカル・エンターテインメント。

主演の比嘉が演じるのは、チームの要となる卓越したスキルを持つ産婦人科医・光井明希。片耳に難聴を抱えながらも、誰よりも赤ちゃんの産声を聞くことに執着する、たたき上げのスペシャリストだ。院長の特命により、行き場を失ったワケあり妊婦たちを無償で救っていく。

ほか、光井に強引に誘われて母子救命救急班に参加する産婦人科専攻医の永坂海斗役を松島聡(timelesz)、特定妊婦を支援するNPO法人「HOME うぶごえ」の代表で、光井の親友・羽鳥美咲役を徳永えり、光井が勤める聖フィオナ病院のコンシェルジュ・成宮忍役を前田敦子、ベテラン助産師の倉田千広役を山村紅葉、フリーランスの麻酔科医・藤堂直樹役を岡部たかし、新生児科医・富永航役を濱正悟、聖フィオナ病院院長・神谷玲子役を真矢ミキが演じる。

■藤堂に「大好物がいるぞ」と言われた光井はヤングケアラーの女子高生と出会う

生まれてすぐにコインロッカーに捨てられた過去を持つ光井は、自分の母について知りたいと、かつて産婦人科医院だった診療所を訪れた。そこで思いがけず藤堂に会う。そこに勤める医師・真鍋美幸(しゅはまはるみ)と藤堂は研修医時代からの同期だった。

その病院で藤堂は漫画を描いていた。実は、光井が大好きな医療漫画「ドクタージャスティス」の作者なのだ。衝撃を受ける光井。そんなとき、診療所に1本の電話が入り、藤堂に「お前の大好物がいるぞ」と言われた光井も往診に同行した。

向かった先は痛みを訴える若年性レビー小体型認知症を患う女性・日下奈津(阿南敦子)の家。藤堂は、高校生の娘・和泉(並木彩華)が妊娠をしていると見抜いていた。母を一人で支えるヤングケアラーの和泉を診察した光井は「一人にはしませんから」と告げ、母子救命救急班で受け持つことになった。

■光井が見つける「痛みの根源」

第3話のテーマは、“痛み”。出産の痛みにおびえる和泉と、聖フィオナ病院の通常の患者で、産後うつの可能性があると精神科医に言われた山科智花(夏子)の心の痛み。ただ、智花の心の痛みは、出産時の大量出血が引き起こす体の痛みが精神にも影響を及ぼしているのだと分かった。

そんな智花に向かって光井が「痛みは目に見えないからやっかいです。痛みの根源を間違えたら、その痛みは癒やせません」と語り掛けるシーンがあったが、光井は和泉の「痛みの根源」が母にあることにも気付いた。

母から身体が痛む苦しみをぶつけられていた和泉は、自分も子どもに手をあげるようになるかもしれないというおびえがあった。心の痛みが出産の痛みを恐れることにつながっていたのだ。

光井は和泉に妊娠を母に打ち明けてみてはと助言。すると、母は和泉が生まれたときの体重や名前の由来を話し出し、目の前にいる和泉が自分の子と認知できないものの、母の愛を和泉は感じた。

■藤堂の悲し過ぎる過去が明らかに

そしてもう一人、藤堂もまた“痛み”に向き合うことに。

光井が和泉の痛みの根源に気付くきっかけは真鍋からの情報だったが、実は藤堂が真鍋に伝えていたと知った。突き放しながら、助けようともしている。漫画では医療界の闇を告発しながら、きれいごとを嫌ってリスクから目をそらす傍観者。本当の藤堂はどちらなのか。

藤堂が一歩踏み出せない理由を、光井は真鍋から教えられた。

漫画のタイトルに使っているジャスティスは正義という意味。藤堂自身の正義への葛藤は、自らの過去が原因だったのだ。他の患者で手いっぱいで「命を切り捨てる覚悟、それもまた正義だ」として対応しなかったのが、自分の息子だった。光井や神谷は、こぼれ落ちてしまう命を救うために母子救命救急班を率いているが、そのこぼれ落ちる命が愛する息子となってしまっていた。

光井から「痛みは武器になる。痛みから目をそらしても癒やせない」と告げられた藤堂。また、成宮は智花が快方に向かっていると教え「チーム医療の成果だと感じています。チームなら半径3mの領域を守らなくても、それ以上の責任を背負えるんじゃないですか?」と言った。

恐怖から分娩自体が困難になってしまった和泉。駆け付けた藤堂は、側弯症の和泉には難しい無痛分娩にすると宣言。「お前の痛み、俺が取り除いてやる」と力強く語り掛け、麻酔とともに心の中の恐怖心も取り除いた。

一歩を踏み出した藤堂は光井たちのチームの一員に。ただ、うわさ好きで口が軽い倉田に「ドクタージャスティス」の作者だとバラすと脅されたという一因もある一方で、神谷に対する反感も持ち続けている。シリアスばかりでもなく、緩急つけてクスっと笑えるシーンが盛り込まれるのも本作の魅力だ。

視聴者からは「藤堂先生ーッ!!! 不器用すぎるけどそれがまたいいんだよな」「藤堂先生かっこいい」「藤堂先生と光井先生どちらも『こぼれ落ちる命』って表現をするところ両思いって感じするよな」「藤堂先生が仲間入りしたのは心強いわ」と反響が寄せられた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部






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