里帰り中、絶対安静の私に母が文句「自分で子守りしろ!」→数年後「骨折したから看病して」拒否したら

里帰り中、絶対安静の私に母が文句「自分で子守りしろ!」→数年後「骨折したから看病して」拒否したら

これは友人Aが話してくれたことです。2人目の妊娠中、心身ともに限界だった友人A。藁をもつかむ思いで実家に頼ったものの、待っていたのは母の冷酷な言葉でした。

「二度と帰らない」母との決別

友人Aは身勝手すぎる「母」との関係に、いつも頭を悩ませていました。


Aが高校生のころ、大切な大学受験の当日、事前に送迎を約束していたにもかかわらず、Aの母は「友人との旅行の予定が入ったから」という理由で、駅への送迎や朝のサポートを当日に突然キャンセル。Aが理由を尋ねると、Aの母は「自分のことくらい自分でしなさい」と言い放ち、外出してしまったのです。


また、2年前に1人目を出産した際も、陣痛が始まったという連絡に対して、Aの母は「今から出かける用事があるから無理」と送迎を拒絶。そのときは、Aの夫が有給休暇を取得してサポートに回ったため、問題は起きなかったものの、Aは自由奔放な母に呆れました。


そして数年後、Aは2人目を妊娠。妊娠中はおなかの張りがひどかったため安静指示が続いていましたが、2歳の長男は元気いっぱいで常に走りまわり、夫は仕事が忙しくワンオペ状態です。そこで産前1カ月のころから産後1カ月までの計2カ月間、里帰り出産をする予定で、数カ月前から母に打診したA。すると「あ、そう。いいわよ」とあっさり了承してくれてました。


しかし今思えば、このときの母の態度はただの「その場の気分による安請け合い」だったのかもしれません。長男を出産したときのことが頭によぎるも、義実家は遠方で頼れず、当時は心身ともに限界。母の心理を見抜く余裕も、行政サポートの手続きを調べる気力もなかったAは、「この状況であればさすがに最後は助けてくれるはず」と考え、タクシーで1時間かけて実家へ帰省したのです。


しかし、Aの母はAを心配するどころか「私の貴重な休みなのに、あんたたちがいるとうるさい。うんざりするわ」と言い放ちます。Aはこのときも内心では傷つきましたが、腹立たしい気持ちを抑え、Aの母の言葉をスルーします。しかしそれから数日後、長男がささいなことでかんしゃくを起こしたとき、Aの母の態度は悪化したのです。


「なんでそんなにしつけがなってないの!? さては私にしつけも育児も押し付けようって根端ね? 私があんたを産んだときは親なんか頼らなかったわ! 甘えるのもいい加減にして! 自分のことは自分でなんとかしな!」と、おなかの張りがひどくて寝込むAを責めてきたのです。これにはさすがのAも怒りを抑えきれず、情緒不安定さもあいまって、涙が出てきてしまいました。


号泣しながら「なんでこんなに私のことを否定する人のところにいる必要があるのだろう」と急に冷静になったA。そして「今までありがとう。もう二度と帰ってこないわ」と、Aの母に告げたのです。初めてAが毅然とした態度を見せ、強気なAの母もさすがに言葉を失いました。


Aからの連絡で事態の異常さを察した夫は、仕事を無理やり切り上げてタクシーで実家まで迎えに来てくれました。その日のうちに自宅へ戻ったAは、夫と話し合って民間の産後サポーターを予約し、無事に出産を迎えました。


それ以来「母は頼らない」と割り切り、行政のサポートなどをフル活用するようになりました。産後ケアで訪れた助産師さんには「本当に毎日お疲れ様」と声をかけられ、思わず涙したA。「私が母からほしかった言葉はこれだったの。実の親よりよっぽど温かい存在に感動したよ」と、そのときの気持ちを、私に教えてくれました。


それから数年後、Aの母は自宅で転倒して肩を骨折し、長期の療養が必要に。しかし自己中心的な性格ゆえに周囲に頼れる友人はおらず、親戚一同からも過去の身勝手さを理由に看病を断られたのだそう。困り果てたAの母は、Aに「けがをしたから看病に来て。実の親を見捨てるのか」と連絡をよこしましたが、Aは「ワンオペ育児で物理的にそちらへ行く時間も体力もない。かつて私が妊娠中に助けを求めたとき、お母さんが『甘えるな、自分でどうにかしろ』と言った言葉をそのままお返しします」と伝えて拒絶しました。Aの母は激昂したそうですが、その後、Aがこっそり地域包括支援センターに連絡をしたため、Aの母はヘルパーさんに頼りながらなんとか生活しているそうです。


のちに、Aの母は仲介に入った親戚を通じて「あのときは本当に悪かった」とAに泣いて謝罪の伝言を伝えてきましたが、Aがその謝罪を受け入れることはなく、現在も絶縁状態を保ち続けています。


「実親に頼るしかない」と思いこんでいたAですが、行政や民間のサービスを先にもっと知っておけば、実家以外にも頼る先の選択肢があったかもしれません。Aの経験をもとに、私も困ったときに頼れる場所を事前に調べておき、いざというときにすぐ利用できるよう、日ごろの備えを大切にしようと学んだ出来事でした。


著者:林 きくこ/30代・主婦。6歳の男の子と1歳の女の子の母。整理整頓が苦手で子どものおもちゃの収納に年中悩んでいる。三食すべて納豆ご飯でもいいほど納豆が好き。


作画:sawako


※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)


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