万博終了「ミャクミャク」の去就は…?
2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博は、最終的に約2,560万人(関係者を除く)の来場者数を記録し、盛況に終わりました。しかし、万博の閉幕とともに最大の話題となっているのが、公式マスコット「ミャクミャク」の今後の活動です。
発表当初は「気持ち悪い」「不気味」と酷評されながらも、今や「きもかわいい」代表格となったミャクミャクは、グッズ売上800億円超、着ぐるみ姿のダンス動画がX(旧Twitter)で数百万再生を記録するほどの人気者となりました。SNSでは「万博後、消えてほしくない」「ミャクミャク延命決定?」との声が殺到し、その行方に熱い期待が寄せられていました。
異形マスコットの先輩「せんとくん」が示す成功の道
ミャクミャクの未来を占う上で、繰り返し引き合いに出されるのが、奈良県の公式マスコット「せんとくん」の存在です。せんとくんもまた、2010年の平城遷都1,300年祭でのデビュー時には「かわいくない」「仏に鹿の角を生やすな」と叩かれました。原因は鹿の角を生やした奇抜なデザインで、高額な公金使用を巡る論争にまで発展しました。しかし、その後のコミカルな動きやイベント出演で徐々に心をつかみ、今や奈良のシンボルとして年間数億円規模でグッズが売れる成功例となりました。
両者の共通点は、ともに「インパクト優先のデザイン」でスタートし、当初の拒否反応を乗り越えて愛される存在になった点です。
X上では、万博会場でミャクミャクとせんとくんが手をつなぎスキップする写真が「奇跡の2ショット」「神仏習合じゃん」と大いに話題となり、異形マスコット同士の「先輩・後輩」のような絆が注目されました。

