
婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアイコ。見た目も悪くないし、大手IT企業勤めだし、いいかも!?と思いきや、一緒に行った食事でまさかの「1円単位のワリカン」をしてきた。衝撃の“ワリカン男”と、おごられて当たり前な“昭和女”は一見わかりあえないと思いきや、互いに少しずつ理解し、惹かれ始めていく。


古い価値観を引きずっているアラサー婚活女子が、合理主義な理系男子との恋を通じて価値観をアップデートしていくラブコメ作品『「女はおごられて当然」と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話』。現在5巻が発売され注目を集める同作について、自身も婚活経験者である作者のコニシ ナツコさんに制作秘話を聞いた。
■価値観の衝突から始まるリアルな恋愛模様
本作はタイトルにあるように「奢り・奢られ問題」からスタートする。作者のコニシさん自身も悩んだ経験があり、巷でもよく話題になるテーマであることから、真反対の考えを持つキャラクターが出会い、主張をぶつけ合う設定がおもしろそうだと考えたという。
しかし、2人が恋愛関係に発展していくうえで、ずっと「奢り・奢られ問題」に取り組むわけにはいかない。「『奢られたい』と思う女の子はどんな子だろう?『奢りたくない』と思う男性はどんな人だろう?じゃあその2人が価値観を変えるにはどんな出来事が必要?」と想像を膨らませながら、さまざまなエピソードを練り上げているそうだ。
■論理的思考の彼氏が導く“予想外”の価値観アップデート
論理的思考が強いこうきが相手を論破するシーンも痛快だ。不動産会社が即決させようと「先週内見した人が気に入っている」と嘘をついた際、「昨日新着として出ていた物件なのに、先週内見に来た人がいるわけがない」と見抜く場面などはスカッとする。コニシさんは、こうきのような読者に「そんなふうに考えない」と思われないよう、彼のセリフは常に精査しているという。「それでもこうきの思考がいまいちわからないときには、ChatGPTに聞いてみることもあります(笑)」と明かす。
同棲のための部屋探しで、アイコが条件外である「桜が見える部屋」に惹かれた際、こうきが「毎日の生活と年に1度しか咲かない桜どちらが大事です?」と諭すリアルなエピソードもある。コニシさん自身は家選びにおいて直感も大切だと思いつつ、「こうきにはツッコまれそうですが、最初に決めていた優先順位をすっかり無視して桜で決めるのはよくないですよね(笑)」と語った。
「こんな男絶対嫌!」と思っていたアイコが、固定観念を覆す年下の彼にいつしか惹かれ、変わっていく姿から目が離せない本作。婚活の参考になる描写も多いため、結婚を考えている人はぜひ読んでみてほしい。
取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)
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