内田慈が明かす上坂樹里“直美”の実母・文を演じた思い「私にとって特別な役に」<風、薫る>

内田慈が明かす上坂樹里“直美”の実母・文を演じた思い「私にとって特別な役に」<風、薫る>

連続テレビ小説「風、薫る」で柳川文を演じた内田慈からコメントが到着
連続テレビ小説「風、薫る」で柳川文を演じた内田慈からコメントが到着 / (C)NHK

見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)が現在放送中。第85回の放送を終え、瑞穂屋の店員で主人公・直美(上坂)実の母・柳川文を演じる内田慈よりコメントが到着した。

■激動の時代を生きた二人のナースの“バディ”作品

連続テレビ小説114作目となる本作は、看護師という職業の確立に大きく貢献した実在する二人の人物をモチーフに描く、看護の世界に飛び込んだちょっと型破りな二人のナースの冒険物語。

明治時代、西洋から伝わった看護学を学ぶ人々は“トレインドナース(正規に訓練された看護師)”と呼ばれ、医療看護の世界に新風を起こした。同じ看護婦養成所を卒業した一ノ瀬りん(見上)と大家直美(上坂)の二人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがて“最強のバディ”となって世界を切り拓いていく姿を描く。

内田が演じる文は、瑞穂屋の店員で店の商品を誰よりも知り尽くし、外国人の接客もこなす女性。そして文は、かつて女郎屋「錦栄楼」で初代夕凪として働き、身重の体で店を抜け出すも男に捨てられ、生きることもままならずに我が子を託す思いで教会の前に捨てたという過去を持つ直美の実母だった。

末期の胃がんを患うも貧しさから医者にかかれず、最期は直美の看護を受けながら息を引き取るという重厚な役どころ。生前ためてきた全財産を自宅での看護費用として直美に託す姿が描かれた。
連続テレビ小説「風、薫る」より
連続テレビ小説「風、薫る」より / (C)NHK


■内田慈のコメント「安心して身を預けたい気持ちになりました」

――柳川文役を演じられていかがでしたか?

文が元・女郎であり直美のお母さんであるということ、具合が悪くなった文を看護するなかで直美に新たな決意や気持ちが生まれるということを最初に聞いていたので「これはすごい大役をいただいたな」と思いました。

このドラマは必死で生きる人たちがバトンを渡して進む物語。文としてきちんとバトンを渡す役割を果たしたいという思いで演じていました。文は冷静でスンとした人なのかと思っていたら、美津さんや卯三郎さんと楽しく笑ってしまうようなところもあり、つかみどころがない人。直美が自分の娘だということも「ここで気づいた」というはっきりとしたポイントはないんですよね。自分のことを語らないと決めている人で疑問が生じても深掘りせず、フワッとそのまま置いておくようなところがある気がします。「まさか…」が重なって「やっぱりそうなのか」と受け入れた感覚。

人生の辛酸をなめてきた文は「こういう現実ってあるんだよね」と、娘との再会という奇跡的な偶然も妙に静かに受け入れられたのだと思います。今まで演じたことのないタイプの役でしたが、気づいたら自分の中に文という人間がはっきりといた。そんな役作りは初めてでおもしろく、私にとって特別な役になりました。

――娘である直美を演じる上坂樹里さんへの思いを教えてください。

上坂さんへの思いはたくさんあります。直美が文の看病をしてくれるシーンで、例えば“手を取る”とか“体を支える”というお芝居のとき、上坂さんはすごく優しいんです。“自分とは違う人間に触る”ということに対しての敬意や注意を感じました。それでいて遠慮せず支えてくれるから不思議なものが両立していて、安心して身を預けたい気持ちになりました。

彼女自身が持っているものが出ているのでしょうけれど、更に彼女が大家直美という看護婦を志す人間としてここまで生きてきた証でもあるのだろうと感じました。上坂さんとは空き時間は全然関係のない話をしていましたが、撮影が始まると二人ともなるべくフラットでいたいからおしゃべりはしないほうが楽なタイプ。その空気感も居心地がよく自然な信頼関係が生まれた気がします。

提供元

プロフィール画像

WEBザテレビジョン

WEBザテレビジョンは芸能ニュース、テレビ番組情報、タレントインタビューほか、最新のエンターテイメント情報をお届けするWEBメディアです。エンタメ取材歴40年以上、ドラマ、バラエティー、映画、音楽、アニメ、アイドルなどジャンルも幅広く深堀していきます。