不死蝶としてよみがえる
フィリピン・セブ島へ語学留学したのち、「もう一度芸能界へ戻りたい」という思いがわきあがってきました。やはり兒玉さんは天性の表現者。精一杯に生きる世界として、芸能界を選んだのです。アイドルではなく俳優へ。「若くてかわいいが武器にならない」のが俳優の魅力だと、兒玉さんは感じました。
あらゆる葛藤を経て、うつを卒業したからこそ、伝えられる何かがある。「アイドルの不正解」でもかまわない、と兒玉さんは断言します。「正しさ」や「正解」は、他人がジャッジするものではないのです。
未知なる不死蝶「兒玉遥」の羽ばたきは、あらゆる人に勇気をふりまいていくでしょう。
<文/森美樹>
【森美樹】
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx

