ついに紐パンの紐を解き…秋元才加の脱ぎっぷりが潔い。AKB48劇場で鍛えられた本物感 |ドラマ『もしがく』第2話

ついに紐パンの紐を解き…秋元才加の脱ぎっぷりが潔い。AKB48劇場で鍛えられた本物感 |ドラマ『もしがく』第2話

営業停止になったWS劇場の運命は!?

 「もしがく」第2話場面写真(C)フジテレビ 第2話のモネは、あまりの露出しすぎに警察の事情聴取を受けることになった。そのためその晩、WS劇場は営業停止に。

「寿司屋が生魚出して営業停止になるようなものじゃない」と劇場支配人・浅野(野添義弘)の妻フレ(長野里美)は公権力に不服そうだ。もしかしてこれは『マクベス』のマクベス夫人による「魚は食べたいが、足は濡らしたくないという猫のよう」というセリフに近づけているのかもしれない。

 ちなみに久部の「明日また明日そしてまた明日……」は『マクベス』のなかで有名なトゥモロースピーチと言われるセリフのど頭だ。



アイドル的人気の舞台女優だった長野里美

 そのフレが後半、占いおばば(菊地凛子)と華麗にタップダンスを披露する。情緒不安定で、年齢的にはシニア層にカテゴライズされるけれど、実はかつて人気ダンサーだった。

 おばば役はまさかの菊地凛子。「もしがく」第2話場面写真(C)フジテレビ 見事すぎるタップを見せた長野里美は、『もしがく』の時代(84年)、注目されはじめていた鴻上尚史率いる第三舞台の看板女優として活躍していた。久部(菅田将暉)が「新宿や渋谷に大勢観客が詰めかけているんです」というなかに第三舞台も入っているだろう。

 長野も小劇場ブームのなかでアイドル的人気を博した。実力派でもあり、ロンドン留学したりシェイクスピア劇にも数々出たりしている。そして大河ドラマ『真田丸』(16年)で大泉洋演じる真田信幸の病弱な妻を演じて、かわいげとユーモアのある芝居の巧さに注目が集まり、ある種セカンドブレイクした。

 浅野役の野添義弘も80年代、三宅裕司率いる人気劇団スーパー・エキセントリック・シアターで俳優兼アクションの振り付けも行って活躍していた。

 多分、三谷幸喜は舞台で力をつけてきた俳優たちをこのドラマのために必要としているのだと思う。劇場スタッフ伴(野間口徹)の指示出しの手短な口調もリアリティがある。

配信元: 女子SPA!

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