出勤したある日の朝、先輩から突然「生理中?」と声をかけられました。理由を聞いて驚いた私。そしてその日のうちに、女性社員だけが集められ、話し合いがおこなわれることになったのです。
「ねぇ、今生理中?」
当時勤めていた職場の女子トイレには、ふたを手で開けるタイプのサニタリーボックスが設置されていました。
ある朝出勤すると、先輩が険しい表情で私のもとへやってきて、「ねぇ、今生理中?」と尋ねてきたのです。
私は「違いますが……どうかしたんですか?」と答えました。すると先輩は、「サニタリーボックスに、経血が見える状態のナプキンが捨てられていて、ふたも開けっぱなしだったの」と、怒った様子で話しました。
気になって一緒にトイレへ行くと、使用済みナプキンは軽く丸められているだけで、経血が見える状態でした。その後、先輩は新しいごみ袋に交換し、「みんなにも一度伝えよう」と話すことになったのです。
女性社員だけが集められることに
その日のうちに、出勤していた女性社員全員が集められました。
話し合いでは、「使用済みナプキンは、中身が見えないように包んで捨てること」「サニタリーボックスのふたは必ず閉めること」を改めて確認することになりました。
私は、それまで当たり前のマナーだと思っていたので、まさか女性社員全員で話し合うことになるとは思わず驚きました。
一方で、「教わる機会がなければ知らない人もいるのかもしれない」と考えるきっかけにもなったのです。
その後、女子トイレには、生理用品の捨て方やサニタリーボックスの使い方について書かれた案内が貼られるようになりました。
この出来事以来、私は公共のトイレや職場のトイレを利用するとき、次に使う人が気持ちよく使えるよう、以前よりも捨て方を意識するようになりました。
自分では気にならないことでも、別の人にとっては不快に感じることがあります。だからこそ、多くの人が利用する場所では、お互いが気持ちよく使えるような配慮を大切にしたいと感じた出来事です。
著者:重藤由希子/30代女性・ゴルフ場キャディ。20年以上の接客業経験を活かして、ゴルフや接客業などの執筆をしています。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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