
「モンブランアフタヌーンティー」でまず目を奪われるのは、一段めのプレートにのっている主役の「モンブラン」。同ホテルの広報担当者は、「巷のモンブランは、クリームを細い麺状に絞っているところが多いと思うのですが、当ホテルではお花のような形に絞り、見た目も華やかに仕上げました。このテイストに合わせて、2段めのプレートにも『お花のタルト』や『かぼちゃのショートケーキ』などをのせ、全体的にかわいいアフタヌーンティーに仕上げています」と話す。


個人的に特に気に入ったのは、スプーンに入った、ひと口サイズの「さつまいものア・ラ・モード」。同ホテルのシェフは「量が多すぎると苦しくなるので、あまり多くならないように…との考えからこのサイズ感になりました」とコメント。さつまいもプリンとカラメルの味わいのバランスもよく、甘さ控えめで上品な味にまとまっていた。
また、同広報がイチオシするのが、渋皮栗と黄栗の2種類の栗を使った「栗のスコーン」。こちらは、生地の周りに極細の麺状の形をしたカダイフという食材を貼り付け、“イガグリ”をイメージして作ったスコーンとなっている。



さらに同ホテルでは、2025年10月31日(金)まで、スクエア形のスイーツスタンドで「ハロウィンアフタヌーンティー」(1名6800円/コーヒー・紅茶(全11種)飲み放題付き※要予約・3時間制)を提供している。

スイーツは、「魔女の帽子型のスコーン」や「おばけのマスカルポーネムース」など、見た目もユニークで写真に収めたくなるものばかり。同広報は「青・赤・黒を基調にしたスイーツがそろっておりまして、特に注目していただきたいのが青色の『シュークリーム』や『ピスタチオのババロア』です。あとは、液が滴るようなホラー調のデザインを施した『ブルーベリーレアチーズケーキ』や『フランボワーズとヨーグルトのムース』も、こだわりのビジュアルです。また、ご自身でスポイトから赤いソース(フランボワーズソース)を垂らすことができる『アールグレイとホワイトチョコのタルト』も遊び心あふれるスイーツに仕上がっています!」とアピールする。





ちなみに、プルンとした“おばけ”がのったマスカルポーネムースは、中に濃厚なコーヒーゼリーが入っているのがポイント。底にはココア生地のスポンジが配され、ティラミスをイメージした構成になっている。そして「ピスタチオのババロア」は、ゼリーのコーティングが施されており、スルッと口に入ってくる仕立て。オレンジ風味のクリームにほんのり酸味があり、さっぱりさわやかな味わいが楽しめる。


そのほか、「フォアグラ・林檎・ぶどうのミルフィーユ」や、「かぼちゃのムース コンソメジュレ添え」など、秋の食材を使用したセイボリーも充実している「ハロウィンアフタヌーンティー」。
同広報は「『第一ホテル東京』では、“遊び心のあるものを”、“ビジュアルでもインパクトのあるものを”という想いで、さまざまなアフタヌーンティーを開発しています。リピーターも多く、次のシーズンのアフタヌーンティーも、内容が決まっていなくても予約してくださるファンがいらっしゃるんですよ」と胸を張る。

取材・文=平井あゆみ
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