私は今でも、会社のボウリング大会でもらったカエルの形のクリップを見るたび、この日の出来事を思い出します。前月より生理が遅れていたこともあり、「まだ大丈夫だろう」と油断していた私。しかし、その判断が思わぬハプニングにつながってしまったのです。
生理が始まったのは大会直前
会社のボウリング大会当日。ボウリングが得意な私は、「今日は優勝も狙えるかも」と気合い満々でした。
ところが受付を済ませ、シューズに履き替えた直後、下腹部にじわっとした違和感が。嫌な予感がしてトイレへ向かうと、予定外のタイミングで生理が始まっていたのです。
ナプキンを持っておらず焦っていると、同僚の女性が「これ使う?」と羽なしナプキンを譲ってくれました。本当にありがたかったものの、普段は羽つきしか使わない私は少し不安でした。
「ズレたかも…」頭の中はそのことでいっぱい
羽なしナプキンをつけてレーンへ戻ったものの、気になるのはボールではなく下半身でした。
助走に入った瞬間、ふと「ズレたかも……」という不安が頭をよぎります。その途端、フォームは完全に崩れ、ボールはまさかのガーター。
2投目も同じでした。投げる直前になると意識はまた下半身へ向き、力が入りすぎて思うように投げられません。
結局、その後も集中力は戻らず、スコアは自己ワーストを大きく更新。
普段の私を知る同僚からは、「今日どうしたの?」「珍しいね」と心配されましたが、本当の理由は恥ずかしくて最後まで言えませんでした。
大会の最後、参加賞として手渡されたのが、今でも手元にあるカエルの形のクリップです。
あの日以来、生理が遅れていても「たぶん大丈夫」と油断することはなくなりました。バッグにはナプキンを入れ、体を動かす予定がある日は、いつも使い慣れたものを持ち歩くようにしています。
一度気になり始めると、小さな不安でも頭から離れなくなるものです。万全の準備が何よりも大事だと実感した、忘れられない出来事でした。
著者:伊東理恵子/30代女性・2018年生まれ、2025年生まれの姉妹と夫との4人暮らし。育休や仕事復帰を経て、10年以上商社の営業事務に従事。子育てジャンルの記事をはじめ、美容にも関心が高く、美容記事も執筆中。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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