私は、幼い娘・リンを育てるママ。昔から人の顔色をうかがい、自分さえ我慢すればいいと気持ちを飲み込んできました。そんなある日、買い物中に見知らぬ女性から付きまとわれ、勝手にリンに触れられ、においを嗅がれ、怯える事態に。
通りかかったママに助けてもらい、なんとか離れるも、女性は再び現れ、私のバッグからリンのおもちゃを持ち去ったのです。
その後、女性はおもちゃを返し、警察から事情聴取を受けました。迎えに来た夫は、私や警察官の前で女性を侮辱し、命令するように連れて帰り……。
夫に怯える女性
女性の夫は、「コイツちょっとアレなんです」「被害妄想がひどくて」「人の話は聞かんし、飯もまずい」「なんも取り柄がない」と、女性を否定。
そんな夫に連れられて帰る女性は、うつむき、どこか怯えているように見えました。私は、その女性の姿がどうしても気になって……。



















帰ろうとしたリンちゃんのママは、駐車場から聞こえてきた会話に足を止めます。
「そんなもん、盗ってください言ってるもんや」
「ったく、お前もなんでおもちゃなんか……このアホ」
女性の夫が「家に帰ったら、お前覚悟しておけよ」と脅すように言い、車へ乗るよう急かしているところを目撃したのです。
放っておけなくなったリンちゃんのママは、思わず2人のもとへ。
心の中で「おばさん、とても反省してましたよ」「もう責めないであげてください」と言葉があふれますが、それは違うと考え直し……。リンちゃんのママは、車に乗り込む女性に向かって自分の思いを伝えます。
「私は変わります」
「我慢は終わり! 自分の人生を生きます」
「今のままじゃ最後、絶対……後悔するの!」
涙ながらに話すリンちゃんのママを見て、女性の夫は「何やアレ、普通じゃないな……」とつぶやき、車を発進。女性は、ミラー越しに立ち尽くすリンちゃんのママを見つめるのでした。
◇ ◇ ◇
目の前で誰かが侮辱されたり、恐怖で言いたいことを言えなくなったりしている様子を目にすると、放っておけないと感じることもあるでしょう。リンちゃんのママが自分の決意を伝えたように、まっすぐな言葉が、苦しんでいる人の心に届くこともあるかもしれません。ただし、威圧的な人に無理に立ち向かうのは危険です。自分や周囲の人が苦しんでいるときは、安全を確保したうえで、信頼できる人や相談窓口に助けを求めるようにしてくださいね。
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著者:マンガ家・イラストレーター ままぽぽ

