旅人は昭和脳の持ち主で、妻は夫を支えるのが当たり前といった考え。数々のモラハラやフキハラによって、妻・真佐美が限界を迎え離婚。しかし旅人が家事を習得するため同居中。ある日夕食をめぐって娘たちと旅人がケンカし、同居を解消。数カ月後、養育費の受け渡しで真佐美と再会。次女は卒業式には来てほしくないようでそのまま数年が経過。忘年会で部下たちが結婚すると聞き、部下の父親が娘とバージンロードを歩くことを言葉には出さないが羨ましい様子。旅人が娘たちと会ったのは自分の母の葬儀が最後で、今はどこに住んでいるのかも知らない状況で…。
「結婚式の話をしたとき、部長寂しそうだったね」
部下たちは旅人を気の毒に思っている様子。旅人は、会社のコンプラ研修に参加したり女性部下のことを「さん付け」で呼んだりするようになり、部下たちから見てもこの数年の間に意識が変わったよう。
そんな旅人は、帰宅すると母の仏壇にお線香をあげ、家事をしたり父の世話をしたりして過ごすのですが…。
旅人が仕事に家事、介護を両立する一方で、真佐美は…












離婚後、地元に戻った真佐美さん。実家を売却し、アクセスの良い街へ移り住んで両親と暮らしています。娘さんたちは二人暮らしをし、真佐美は月に数回、娘さんたちのところへ遊びに行っているよう。
次女に学費を無事に振り込んだことを伝えると「ママ、ずっと思ってたんだけど、4年間本当にありがとう」と、これまで胸に抱いていた感謝の気持ちを打ち明けられます。思いがけない娘の言葉と成長に、真佐美さんは驚きながらも「卒業まで頑張ってね」とあたたかく背中を押すのでした。
家族の形や暮らす場所が変わっても、親子のつながりまでなくなるわけではありません。真佐美さんが娘たちの生活を支えながら、自分の人生も歩み始めている様子からは、離婚後もそれぞれに合った距離で家族として関わっていけることが伝わってきます。
子どもの成長とともに親子の関係も少しずつ変わっていくもの。支えることと見守ることのバランスを取りながら、それぞれが自分らしい生活を築いていけるとよいですね。
※画像の一部にAI生成画像を使用しています
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
