ママタルト檜原が“オシャレな布団カバー”のオーナーに!半年に一度買い換えて気持ちをリフレッシュ

ママタルト檜原が“オシャレな布団カバー”のオーナーに!半年に一度買い換えて気持ちをリフレッシュ

「M-1グランプリ」にて2022年から2年連続で準決勝に進出し、2024年には悲願の決勝進出と着実に認知度を高めているお笑いコンビ・ママタルト。独特な言い回しの長尺ツッコミが癖になるツッコミ担当・檜原洋平さんは、持ち前の陽気な性格とハッピーオーラで笑顔を届けるご機嫌ボーイだ。「ママタルト檜原の楽しみ日記」では、そんな檜原さんの生活にある“お楽しみ”を皆さんにおすそ分け!

■第22回「布団カバー」

第22回の更新です。

今回の更新はかなり焦った。俺の更新より少し早く、地球が季節を更新してきたから。

夜に自転車を漕いでいて、さむ!と思ったとき、「もしややりやがったか!」と地球にツッコんだ。

「あのヤロウ(地球のこと)!俺(檜原洋平のこと)より早く更新をするとは!俺が22回の更新をし終わってから、季節を更新するって約束だっただろ!」とも地球にツッコんだ。

今年もクローゼットから何回洗っても傷まない最強の黒いカーディガンを取り出し、毎日羽織る季節がやってきた。

カーディガン伯爵が負傷した兵士が脱いだり着たりしやすいようにセーターの前を切ってボタンをつけたように、ヒワボーイ男爵もなにか服を発明したい。毎年秋はそう思う。しかしヒワボーイ男爵にはアイデアがない。

1時間喫茶店にこもって、「夜光る服」を出すのがやっとでした。

今回のお楽しみは布団カバーを交換すること。

僕はこの2年半ほど26㎡の1Kの部屋に住んでいるのですが、どれだけ臨時収入があっても7.3帖のリビングでは置けるものに制限があります。

この2年半ずっとマッサージチェアを買いたいと思っていて、しかしマッサージチェアを置くスペースはなく、マッサージチェアを置いてしまうと7.3帖の部屋のどこかに「いけなくなるエリア」か「開かなくなるドア」が生まれます。

リビングが、いったん持ち物を全部ポケットから出したどうぶつの森の家の中みたいになってしまうのです。

僕は新幹線や飛行機に乗るとすぐ肩や首が凝ってしまい、それを解消するため大量のピップエレキバンを貼っています。「ONE PIECE」のキャプテン・ユースタス・キッドくらい身体に磁気をまとってしまうのでマッサージチェアを部屋に置きたいのですが泣く泣く諦めているのです。

もし将来的マッサージチェアを買うことができたなら、迷わず1億のマッサージチェアを購入するに違いないやろう。

大きな観葉植物も置いてみたいと思っています。

しかし今の部屋では大きな観葉植物を置いたとしても、1週間以内に体のどこかをぶつけて倒してしまいカーペットに土が散らばってしまうことは明らか。掃除機で吸っても吸っても無限に隙間から土が出てくるショックで僕はありとあらゆる全ての情熱を失い、仕事に行ってなにかを振られても小声で「きゅ」としか言わなくなってしまうでしょう。

クローゼットを開けた時に観葉植物を倒してしまい、机の上のラーメンをこぼしてしまう日も確実にやってくるでしょう。家の中でラーメンをこぼしてしまった僕は全てのモチベーションが枯渇して、その日のうちに住民票を大阪の実家に移し、おばあちゃんからお小遣いをもらって生活することにするでしょう。

それほどに僕の部屋は狭く、何も新しいものは買えなくなっているのです。そんな僕が唯一部屋の雰囲気を変えるために購入できるアイテム、それが布団カバー。

Amazonで「布団カバー セミダブル」と検索すると無数の布団カバーが出てきます。いや、嘘かもしれん。「無数の」と書きましたが実際は10分あれば布団カバーの商品ページを全て確認できるくらいの量です。僕はそこから新しい布団カバーを探しだして購入するのが日々の大きな楽しみになっています。

安い布団カバーは1800円くらいからあるため、僕は半年に一度のペースで布団カバーを買い替えて気分をリフレッシュしています。布団カバーは狭い部屋の雰囲気をガラリと変えてくれ、布団カバーを買い替えた日は「おいおい!ここは誰の部屋!?ドッキリか!?」と声をあげてしまうくらい別の部屋に様変わりします。

半年ほど前に少し奮発して韓国のブランドのストライプの布団カバーを買った時は相当心が躍りました。布団カバーが届き、羽毛布団を四隅のヒモに縛りつけているとき「いよいよこの俺もオシャレな布団カバーのオーナーか」とこれまでの34年間を振り返らざるをえませんでした。

「保育園。初めての家以外での生活に最初は戸惑ったなぁ。砂場で遊んでいる時、まさか将来オシャレな布団カバーを手に入れるとは思いもせんかったろう」

「中学生。このとき本格的にお笑いにハマったなぁ。流行りのドラマやアイドルには目もくれず、とにかくたくさんお笑い番組を見まくった。まさか将来オシャレな布団カバーで寝ることになるとも知らずに」

「大学生。初めての一人暮らしで生活の自由度が一気にあがり世界が開けたなぁ。お笑いライブのオーディションも受けだして、理想の未来を切りひらくんやと夢を抱いてた。まさか将来、オシャレな布団カバーのチャックを開くことになるとは思いもしなかったろう」

韓国のオシャレなストライプの布団カバーを買った時、あなたの暮らしは一段レベルアップする。あなたも布団カバーを買ってみよう。

配信元: Walkerplus

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