「ビタミンKの多い食べ物」は何かご存知ですか?不足すると現れる症状も管理栄養士が解説!

「ビタミンKの多い食べ物」は何かご存知ですか?不足すると現れる症状も管理栄養士が解説!

ビタミンKの多い食べ物とは?メディカルドック監修医が一日の摂取量・効果・不足すると現れる症状・不足しやすい人の特徴・過剰摂取すると現れる症状・効率的な摂取方法などを解説します。

曽田 久美子

監修管理栄養士:
曽田 久美子(管理栄養士)

病院、老健で栄養士として給食管理に従事し、2025年管理栄養士国家試験合格。食に迷う人や食を大事にしたい人、食で体を変えたい人へ確かな情報を届けるべく、食で心と体を元気にする管理栄養士を目指す。

「ビタミンK」とは?

「ビタミンK」とは?

天然に存在するビタミンKには2種類あり、緑黄色野菜、海藻類などに含まれるビタミンK₁と、動物性食品と納豆、また腸内細菌によっても合成されるビタミンK₂があります。脂溶性ビタミンの一種で、出血時に血液を固める血液凝固因子を作るのに不可欠な栄養素です。腸内細菌から作りだすことができるビタミンであるため、腸内細菌が少ない新生児は不足しやすく、そのため、生後数か月はビタミンKシロップを飲ませてビタミンK不足による頭蓋内出血や消化管での出血(新生児メレナ)を防ぐ必要があります。ワーファリン(血液を固まりにくくする薬)を服用している方は、ビタミンKを多く摂取すると薬の抗凝固作用が弱まる可能性があるため、ビタミンK摂取量を医師の指示に従って調整する必要があります。
また、骨中に含まれるたんぱく質(オステオカルシン)を活性化し、尿中へのカルシウム排泄を低下させる働きがあり、ビタミンK摂取により骨量が増加するため、骨粗鬆症の予防にもつながります。

ビタミンKの一日の摂取量

ビタミンKの一日の摂取量

一日の摂取量について
8~9歳男90㎍女110㎍
10~11歳男110㎍女140㎍
12~14歳男140㎍女170㎍
15~17歳男160㎍女150㎍
18歳以上の成人は男女共に150㎍

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。