なぜ「半年」の続投…?森保監督が来年1月まで日本代表を指揮する“ナットクの理由”

なぜ「半年」の続投…?森保監督が来年1月まで日本代表を指揮する“ナットクの理由”

 日本サッカー協会(JFA)は7月23日、北中米W杯を指揮した森保一監督が2027年1月のアジア杯まで続投することになったことを発表。後任はU-23の日本代表を指揮してきた大岩剛監督に決定した。

 2018年7月にA代表の指揮官に就任した森保監督は、22年のカタールW杯ではスペインやドイツを撃破する大金星を挙げてベスト16、今大会では決勝トーナメント1回戦でブラジルを最後まで苦しめたが、1-2で惜敗しベスト32で終えた。振り返れば、就任から8年間、ヨーロッパ勢には無敗記録を続けており、FIFAランキングでは17位に急上昇させた実績を誇る。

 JFAは、来年1月にサウジアラビアで開催されるアジア杯を森保体制で臨むことに決め、同大会後に「大岩ジャパン」がスタートすることになる。4年に1度のW杯という節目を終え、半年間の続投が決まるのは異例の人事ではあるが、JFAの宮本恒靖会長はその理由について「W杯が終わった今、我々としては重要だと考えているのが、アジア杯で優勝すること」「世界と戦うためにまずはアジアで勝ち切る力を示していく必要がある。結果を出すことを考えた時に、アジアで結果を出せるのかという観点を重要視した。ランキングが上にあるか、下にあるかで、戦い方が違ってきます。そういった意味で、公式戦であるアジア杯を勝つことで、少しでもランキングを上げておくことが大事になる」と説明している。

背景には「絶対にポット3には回らないように」とのスタンスが…

「宮本会長が触れた『ランキング』はFIFAランキングのことで、アジアNo.1を決める重要なアジア杯を、盤石の体制で挑みたいという意気込みが見て取れます。というのも、W杯では開催国以外の参加国は、このFIFAランキングの上位から順にポット1〜4へと振り分けられ、各グループリーグの組み合わせ抽選が行われます。2030年のW杯はスペイン・ポルトガル・モロッコの3カ国が開催するため、現行ルールのまま抽選が実施される場合、この3カ国以外にFIFAランキング9位までの9カ国がポット1に振り分けられます。また、ポット2には10位から21位までの国が入るので、現在17位の日本代表は、“あわよくば10位から先を狙いつつ、絶対にポット3には回らないようにランキングを維持しておきたい”というスタンスなんでしょう。そのため、W杯後の半年という中途半端な期間の続投は異例ではありますが、8年間固めてきたチームの基盤を、FIFAランキングに重要な影響を与えるアジア杯の直前にゼロに戻したくないという思惑が窺えますね。賛否があるのは当然ですが、すでに4年後の戦いを見据えた人事であるとも考えられます」(スポーツライター)

 絶対に落とすことができないアジア杯。森保監督には有終の美を飾り、理想的なバトンタッチを見せてほしいところである。

(木村慎吾)

配信元: アサジョ

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アサジョ

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