息子が9歳だったころのことです。息子が通っていたサッカークラブで、あるママ友と知り合いました。練習場所が少し遠かったこともあり、ある日そのママ友から「今日だけお願いしてもいい?」と頼まれ、私は車で一緒に送迎することにしました。
最初は一度きりのつもりだったのですが、その後も毎回のように「ついでだからいいよね?」と言われるようになったのです……。
汚れていく車内に溜まっていくストレス……
サッカー後の靴は、もちろん泥だらけ。車に乗せるたびにシートに砂や土が落ちました。とくに夏のサッカー帰りは、汗と靴の独特なにおいが充満……。帰宅後に換気をしたり、シートを拭いたりするのが毎回のように必要でした。
それでも、ママ友からガソリン代やお礼の話は一切ありません。ある日には「帰り、コンビニ寄ってもらえる?」と普通に頼まれたこともありました。さらに雨上がりの練習後には、泥で汚れた子どもの荷物まで全部わが家の車に積み込み、「助かる〜」のひと言だけ。
私は驚きつつも、ママ友関係を悪くしたくなくて、なかなか断れませんでした。
思い切って断ると、予想外の展開に
けれど、仕事帰りにそのまま送迎する日もあり、私自身も余裕がなくなっていきました。送迎のたびに車内が汚れたり、汗のにおいが残ったりすることにも、少しずつストレスを感じるように。
このままではつらいと思い、ある日思い切って伝えることにしました。「最近、仕事帰りで余裕がなくて……今後は各自でお願いできるかな」
できるだけ角が立たないように言ったつもりでしたが、ママ友は少し不機嫌そうな様子。その後、自然と距離を置かれるようになりました。最初に一度引き受けると、相手によってはそれが当たり前になってしまうこともあるのだと感じました。
嫌われたくなくて無理をしていましたが、こちらばかり負担が増える関係は長続きしません。今は、無理なことは最初の段階で曖昧にせず、きちんと伝えるようにしています。
◇ ◇ ◇
ママ友同士の助け合いはありがたいものですが、どちらか一方に負担が偏ると、関係が苦しくなってしまうこともあります。頼まれごとを断るのは勇気がいりますが、無理を続ける前に「今回は難しい」「今後は各自で」と伝えることも大切ですね。
著者:高橋 美紀/40代女性/中学生の娘と小学生の息子を育てています。平日は介護施設で働きながら、休日は子どもの習い事の送迎に追われています。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※一部にAI生成画像を使用しています

