
モラハラ(モラルハラスメント)とは、暴言や人格否定など倫理や道徳に反した行為により、人に精神的苦痛を与えることである。職場や家庭においてさまざまなハラスメント行為が問題となっているが、なかでも近年、言葉や態度で精神的に支配していく「モラ夫」に苦しむ妻たちがSNSにその苦しみを投稿するなど、実態がつまびらかにされている。


そんなモラ夫を「モラ夫解体屋」の力を借りて成敗し、人生をリスタートさせていく妻の姿をオムニバス形式で描いた漫画が『モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?』だ。カドストのLSコミック内ランキングで1位に入るなど人気を集める本作について、シナリオを担当するかうちさんに話を聞いた。
■読者からの反響と作品に込めた思い
1巻の発売以降、大きな反響を呼んでいる本作。読者や周囲から届いた声のなかでも、かうちさんは次のような感想が特にうれしかったと語る。
「家庭の不和や、夫からのモラハラに悩んでいる読者から、『前に進む勇気をもらえました』という声をいただいたことが、一番うれしかったです。単に“スカッとする漫画”として楽しんでいただけるだけでなく、誰かが自分の状況を見つめ直したり、一歩踏み出すきっかけになっているのだと感じられて、(シナリオを)書いてよかったと思いました」
■注目の「case2」と“ざまぁ”展開の爽快感
本作のなかでも、かうちさんが特に注目してほしいと語るのが、「case2 #ハイスペ夫の不倫修羅場パーティー」だ。モラ夫である悟が、5人の浮気相手と妻・麻衣に追い詰められて狼狽するシーンが見どころとなっている。
「結婚時、浮気を認めさせる『婚前契約書』を麻衣にサインさせ、それを盾に悟は浮気を繰り返していました。そんな調子に乗っていた悟が、女性陣に一気に追い込まれていく姿は、かなり爽快感のある“ざまぁ”シーンになっていると思います」
どれも「モラ夫」を描いたストーリーだが、決して夫だけでなく、さまざまなモラハラへの対応の仕方として参考になる部分もある。近くにモラハラ気質の人がいなくても、「こういう人いる!」と共感できたり、スカッとするエピソードが多いので、ぜひ読んでみてほしい。
取材協力:かうち(@kauchi_writer)
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