私には日ごろお付き合いをしている4人のママ友がいます。みんな小学校低学年の子どもがいて、5人で仲が良かったのですが、ママ友の1人であるKさんは悪口やうわさ話が大好き。ちょっとひどいなと感じ始めていた矢先、ほかのママ友も同じように感じていたようで、思わぬ展開になったのです――。
人の悪口を広めているママ友
私とKさんは2人で話す機会もたくさんあったのですが、Kさんは、常に人の悪口やうわさ話ばかりをしている印象でした。ある日、仲の良いママ友の1人、Tさんから相談を受けました。「この前Kさんが、Mさんの個人的な話を、その場にいたママたちに話してたの」とTさんは言いました。
ママたちは「それ、言っていいの?」という変な雰囲気になったようでした。言ってはいけない話を皮切りに、KさんはMさんの子どもの悪口まで……。Tさんは、Mさんの個人的な事情を安易に広め、さらには子どもの悪口を言う、そんなKさんに疑問を抱いたようです。
Tさんは「最近、Kさんの発言にモヤモヤすることが増えて……。自分の子どもの話を鵜呑みにして、ほかの子どもの悪口までみんなに言うし……」とKさんにモヤモヤしている様子でした。みんなもKさんに対して、私と同じことを思っていたのかもしれないと、このとき思いました。
空気が変わった瞬間
ある日、ママ友5人が久しぶりにそろって話をしていたときのことです。いつものようにKさんが人の悪口を言い始め、その日は小学4年生のAくんについての話でした。どうやら自分の子どもから聞いた内容のようです。
しばらく黙って聞いていたのですが、我慢できなくなったTさんが「それ、本当にAくんがやってるか確認した? 本当にやったかどうかもわからなくない? その子に悪いイメージがつくし、確認せずに言いふらすのはどうかと思うよ。それに私たちの子どもも同じことをしているかもよ? 実は前からKさんのそういうところが気になってたの」と、口を開いたのです。
図星だったのか、Kさんはすっかり言葉を失い、「今までごめんね。今日は早めに帰るね」と言って席を立ちました。不穏な空気は流れたものの、私は言いたいことをTさんが言ってくれたので、どこかスッキリした気持ちもありました。
悩みごとの相談ならまだしも、人の悪口を聞かされるのは気分がいいものではありません。その気持ちをはっきり伝えてくれたTさんには感謝しています。Kさんはその後、反省したのか悪口やうわさ話はめったに口にしなくなりました。多少ぎくしゃくした時期はありましたが、時間が経つにつれて関係も元に戻り、今ではまた以前のようにみんなで集まっています。
今回、Tさんの行動を見て、自分の考えや意見を伝えることが大切だと感じました。今後も、ママ友同士、気になることがあればお互いに伝え合える関係を築いていきたいと思います。
著者:松谷えりな/30代・女性。令和元年生まれの息子と、平成28年、平成30年、令和2年生まれの娘たち4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

