
妻、娘、息子の4人家族で平和に暮らしていると思っていた夫。しかし、ある日を境に妻は一切口をきかなくなってしまいます。ケンカをした覚えのない夫は理由がわからず困惑するばかり。とりあえず謝ってみても妻の態度は変わらず、3日、2週間、3カ月、そして1年と時は過ぎていきます。
一方、家事や育児をめぐり、長年にわたって不満を募らせていた妻。夫の何気ないひと言や態度に傷つき、期待しては失望することを繰り返すうちに、夫との会話をあきらめるほど追い詰められていたのでした――。
それでは、口をきかなくなった妻と夫のそれぞれの視点から、一家の様子をのぞいてみましょう。一緒に生活をするうえで、パートナー同士がお互いを思いやることの大切さが感じられます。
※本記事は野原広子著の書籍『妻が口をきいてくれません』から一部抜粋・編集しました。
妻が口をきいてくれなくなって3日目に仕方なく謝ってみたものの、妻の態度は変わりません。会話のない生活は3カ月続きましたが、妻と和解の糸口はまったく見えないまま。誰かに相談することもできず、外で他の家族が話すたわいのない会話を耳にしては落ち込む一方。この日も、憂鬱な気持ちを抱えて帰宅すると…。




真っ暗な自宅にそっと帰宅する様子に、なんだか胸が締め付けられます。気分がふさぎがちな時こそ、何か小さなことでも「いいこと」を見つけて前向きさを持ちたいものです。
著=野原広子/『妻が口をきいてくれません』

