
ホラー漫画家・伊藤潤二氏の名作を実写化したドラマ24「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」(毎週金曜深夜0:12-0:52、テレ東系/Leminoほかにて配信)の第4話が7月24日に放送。細いくびれに囚われたユリ(齊藤なぎさ)の狂気の結末に、SNSでは「狂っていく姿が怖かった」「後味が悪くていい感じ」と、美への執着と齊藤なぎさの凄絶な演技に戦慄する声が相次いでいる。(以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■ホラー漫画界の鬼才・伊藤潤二の作品を実写ドラマ化
同ドラマは、伊藤氏の作品の中から厳選したストーリーをオムニバス形式で映像化。伊藤氏は、作品が海外30カ国以上で出版され、“漫画界のアカデミー賞”と称されるアメリカの「アイズナー賞」で殿堂入りを果たすなど、「世界のホラーマスター」と呼ばれるホラー漫画の第一人者だ。
各話は独立した物語ながら、“日常が突如として不条理な恐怖に塗り替えられる”という共通のテーマでつながり、予測不能な展開と逃げ場のない恐怖、そして、美しさと狂気が同居する伊藤氏の作品ならではの世界観を演出する。
■ユリ、兄の恋人・瑠璃子の“完璧なくびれ”への憧れが狂気へと変貌
女子大生のユリ(齊藤なぎさ)は、兄(藤林泰也)の恋人である瑠璃子(小倉ゆうか)の持つ、芸術的なまでに美しい「腰のくびれ」に強い憧れを抱いていた。
しかしある日、どこか怯えた様子の瑠璃子から「弦の音が聞こえる」「あばら骨を取られる」という、あまりにも不可解で不気味な言葉を打ち明けられる。単なる精神的な変調かと思われた矢先、事態は最悪の展開を迎える。なんと数日後、瑠璃子があばら骨を根こそぎ失った、見るも無残で変わり果てた姿で発見されたのだ。
事件を境に、なぜかユリの周囲でも幻聴のように“弦の音”が低く響き始め、彼女を恐怖と困惑の渦へと巻き込んでいく。
あばら骨を奪われた瑠璃子の不可解な死に衝撃を受けながらも、美への強い憧れを捨てきれずにいたユリ。そんな彼女のもとに突如として届いたのは、「あばら骨をとりませんか?」という怪しすぎる1通のメールだった。
不審感を抱きながらも、美の魔力に抗えないユリは吸い寄せられるようにとある病院を訪問。不気味で恐ろしい医師の手によって禁断の手術を受けてしまう。見事に引き締まった理想の「くびれ」を手に入れたユリの生活は一変。これまで以上にファッションやメイクを心から楽しみ、華やかな日々を満喫していた。しかし、その輝かしい日々の裏で、耳元を焦がす“弦の音”は激しさを増して鳴り響き、同時に除去したはずのあばら部分に急激で激しい痛みが走り始める。


■齊藤なぎさが魅せる“狂気に呑み込まれていく美少女”の圧倒的演技力
激痛と幻聴に苛まれるユリの目の前に、姿を現したのは死んだはずの瑠璃子だった。絶句するユリに対し、瑠璃子は冷たい笑みを浮かべながら「ユリのあばら骨を自身に移植する」と衝撃の言葉を放つ。あまりの恐怖と圧倒的な存在感におののき、そのまま意識を失ってしまうユリ。
しかし、やがて気絶から目を覚ました彼女が自らの身体に目をやると、そこにあったのは常軌を逸したほど極度に細くなった自らの「くびれ」だった。恐怖の極限を経験したはずのユリだったが、そのあまりにも理想的な美しさを目にした瞬間、彼女の顔には狂気と恍惚が入り混じった至高の「笑顔」が浮かび上がっていたのだった。
美しさへの執着が恐怖を凌駕した瞬間を描き切り、視聴者に強烈なトラウマとカタルシスを残して物語は幕を閉じた。
SNSでは「やっぱり演技上手い」「えぐいな」「普通に不気味で怖かった」「ユリちゃんの狂っていく姿、苦しんでる姿、怖かった」「迫力あったなぁ」「後味悪くていい感じ」などの声が寄せられている。


