
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第86回が、7月27日に放送された。りん(見上)のもとへ黒川(平埜生成)が訪ねてくる様子や、直美(上坂)が貧しい人の命を救うため大きな決断を下す様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■りん、医師・黒川と再会へ…「一生このまま看護に関わらないつもりなのか?」
ある日、新潟で働くりんを訪ねて、帝都医大病院で一緒だった医師の黒川がやってくる。黒川の実家は新潟で有名な大きな病院であり、医療機械も最新のものを揃えて東京と同じ治療ができるように努めているという。
黒川は、りんに自身が勤める黒川病院で働いてくれないかと頼むが、看護婦としてやっていく自信を無くしてしまったりんは丁重に断る。黒川は「きみは本当に一生このまま看護に関わらないつもりなのか?僕は君のような患者のために悩める人こそ現場にいるべきだと思うがね」と熱く語かけるのだった。

■直美が模索する「貧しい人を救う方法」…捨松からの思いがけない提案
母・文(内田慈)を亡くした直美は、貧しい人々の命を救うため、派出看護ができないかと考えていた。しかし、内科教授の木村(前野朋哉)によると、現在病院でも派出看護を行っているものの、1日50銭ほどかかり、中等以上の家しか対応できないという。慈善で治療も看護もすることは難しいということを身をもって知っている直美は葛藤する。その様子を事務員の万作(飯尾和樹)が見つめていた。
直美は派出看護について捨松(多部未華子)に相談へいく。捨松は「だったらご自分で会を作ればいかが?派出看護の専門の」と予想外の提案をする。アメリカではすでに同様の仕組みがあり、派出する看護婦の等級や患者の容体によって看護費用に傾斜をつけて設定することで、採算が取れるようになっているという。
女の身でできるのかと不安になる直美に、捨松は「それに挑戦できる直美さんのことを羨ましくも思います。私は大山の力を借りてさまざまな活動ができますが、それではこの社会で女の地位を上げることはできないと気付いたの」と自らの葛藤を明かす。そして、「直美さんがやることはたとえ小さな歩みでも、新しい女の生き方につながります」と温かいエールを送るのだった。
■直美、決意の退職 明かされた万作の正体
直美は院長・多田(筒井道隆)のもとを訪れ、病院を辞めることを宣言。すると多田は驚くことなく「派出看護をするおつもりですか?」と問う。
そして多田は、大学病院は医学の研究・発展のための機関だが、貧しさゆえにこぼれ落ちる命を救う者もいるべきだと持論を語る。そして一枚の紙を差し出し、「めぼしい町医者をいくつかあげてある。私の紹介だと名前をだしてもらってかまわない。どちらの医も仁術なり。検討を祈る」と告げるのだった。
今日も窓を直していた万作は、「人を動かすのは上手だけど頼るのは下手な人に、素直に『困った』なんて頼られたらうれしいもんだよ」と直美に笑顔で語る。それは万作の幼なじみの話だった。直美は「院長とは幼なじみでしたか」と笑い、新たな一歩を踏み出すのだった。

■直美の新たな門出にエールが集まる 万作と院長の関係に驚きの声
直美が派出看護を始めることを決意した今回。SNSには、「医療を受けられない人のために動く直美ちゃん!いよいよ女性の社会進出が始まるね」「捨松様が理解してくれてよかった!」「院長が応援してくれたシーンに感動した!」と熱いコメントが集まった。
また、何者かと度々考察が広がっていた万作の正体が、院長の幼なじみであったことが明らかになると、「万作さん、まさかの別班かと思いきや(笑)」「直美ちゃんのためにナイスアシストでした!」「理事長なのかと思っていたら幼なじみだった!院長にとって大切な人なんだね」といった声が集まっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


