宮田俊哉、Kis-My-Ft2は「すごく居心地の良い場所」 ソロ活動は“挑戦の繰り返し” ナショジオ作品でナレーションにも手応え

宮田俊哉、Kis-My-Ft2は「すごく居心地の良い場所」 ソロ活動は“挑戦の繰り返し” ナショジオ作品でナレーションにも手応え

宮田俊哉
宮田俊哉 / ※提供写真

宮田俊哉(Kis-My-Ft2)がナショナル ジオグラフィック(TV)の「ヤング・ジャガー:ジャングル王への道」(8月9日[日])、「ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神」(8月16日[日])の2作品でナレーションを担当する。今回は収録直後の宮田に、ナレーションに込めた思いや、歌手・俳優・声優・小説家と活躍の場を広げる自身の挑戦などについて語ってもらった。(※以下、作品の内容に言及しています)

■ジャガーの男の子を“見守っている”ようなナレーションに

“世界トラの日(7月29日)”“世界猫の日(8月8日)”などネコ科動物にまつわる国際デーが続く夏。ナショナル ジオグラフィック(TV)では、7月5日から8月30日(日)にかけて毎週日曜日に「特別編成:ビッグ・キャット・サマー」と題し大型ネコ科動物にまつわる番組を放送。宮田はその中で、ジャガーにまつわる2作品のナレーションを担当する。

――2025年の「世界大自然紀行:アラビア半島」に続き2度目のナショナル ジオグラフィックでのナレーションです。収録の感想は?

すごく楽しくやらせていただきました。前回もお世話になった音響監督さんが今回も録ってくださったのですが、収録の前にメッセージをいただいたんです。そこには「宮田くんが思うように、自由にのびのびやってみて」と書かれていました。

「自由」って一番難しいと思うのですが、“宮田俊哉のナレーション”を形作るようにやらせてくれようとしているのかなと考えたんです。自分自身でいろいろと模索し、表現することに挑戦したので、楽しさと難しさが混在していた感覚ですね。

――声優のお仕事とは違い、ナレーションでは客観性が求められます。しかし、本作は動物の成長や生死を描く作品であるため、感情を声にのせる部分もあったと思います。どのような工夫や準備を?

特に「ヤング・ジャガー」に関してですが、ジャガーの男の子が成長していく姿を視聴者の方も含めて“みんなで見守ってあげたい”と思ったんです。そのため、ナレーションでもそういう雰囲気を意識しています。

(※「ヤング・ジャガー:ジャングル王への道」舞台は南アメリカ北東部・ガイアナのジャングル。若いジャガーが自らの縄張りとなる“王国”を見つける旅を追う)

また、見守り方にもいろいろあるなと考えました。映像の中で、一番素敵な奇跡のような綺麗な瞬間と、一番残酷で少し目を覆いたくなるところはどこだろうというのをあらかじめ考え、自分の感じた幅を表現の基準にしようと思ったんです。その幅からはみ出てしまうと行きすぎてしまうので、そうならないように意識しました。

一方で、少し気持ちをのせた方が、見ている方と同じ気持ちになれる瞬間もあるのかなと思っています。

ナレーションは“ナビゲーターの役割”だと思っているので、見ている方をしっかりとナビゲートしてあげたいという気持ちが強いですね。

■“かわいい”“さわりたい”だけではない命のドラマ

――特集されるジャガーについて、番組を通じて感じたことはありましたか。「ジャガーとウミガメの物語」では興味深い共存関係も描かれていますね。

(※「ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神」舞台はウミガメが産卵のために到来するコスタリカの海岸。ジャガーはウミガメにとって捕食者となる天敵だが、ジャガーがいるおかげでウミガメの卵を襲う他の動物が近寄りづらい環境となっている)

そうなんですよね。絶滅危惧種になっているウミガメと、同じく絶滅の危機を経験していたジャガーがそういう関係にあるというのは、どこか不思議な気持ちがあります。

生きるためにジャガーも必死で、単にジャガーの映像だけを見たら「かわいい、触りたい」と思うかもしれませんが、そういうことではないんだなと。生きるということはどういうことなのかを考えさせられました。まさに命のドラマですね。

――ご自身の実体験で、動物に関する思い出はありますか?

実家にミニチュアダックスフンドがいます。もうおじいちゃんなのですが、実家で暮らしていた頃は一緒に寝たりしていました。お酒を飲んで帰ってきて「わー」と言いながら構おうとすると、本当に嫌がられるんですよ。犬の嗅覚だと酒臭い人間が来るのは嫌なんだろうなと思いつつ、離さないでいたら噛まれたこともあります(笑)。

そんなうちの子も、もうおじいちゃんであまり耳も聞こえなくなってきているので、ちょっと寂しいなとも感じています。

ネコとは暮らしたことがないのですが、先日、後輩のSnow Manの佐久間(大介)の家に行って、佐久間んちの猫をずっと触っていました。ゴロゴロとお腹を見せてくれるのがめちゃくちゃ可愛かったです。

無心で犬の散歩をする時間などもすごく好きで、そういうアニマルセラピーのようなひとときは仕事のことからちょっと離れられる特別な時間だと思います。


■Kis-My-Ft2は「すごく居心地の良い場所」

――「ヤング・ジャガー」では若いジャガーが自立し、王国を築くまでの旅が描かれます。ご自身の人生において“未知の旅の始まりだった”と感じる瞬間は?

振り返ると、そんなことばかりだなと思います。小学6年生でオーディションを受けて事務所に入り、最初は何も分からない中でやっていました。高校卒業のタイミングでは、周囲が就職や大学進学などの進路を決めていく中で「僕はこれでいいのだろうか」と思いつつCDデビューをしました。

そこからバラエティー番組に出ることも、初めてドラマに出ることも、ずっと未知への挑戦の繰り返しだったなと思います。

30歳を過ぎてから小説(「境界のメロディ」)を書くと決めたときも、本の書き方なんて勉強したことがありませんでした。「段落の最初は1マス空けましょう」と言われて「あ、小学校の頃に言われたな」と思い出すようなところからのスタートでした。

すべてがそういう感覚ですし、自分の性格的にもこれからもずっとそうだろうなと思っています。

――ジャガーの人生に当てはめると、ずっと自分の居場所を探して旅をしている感覚でしょうか。

そうですね。ただ、グループとしては「Kis-My-Ft2」という、今は6人でやっている場所があります。ジャガーで例えるなら王国のような、僕にとってすごく居心地の良い場所です。

結成20周年を迎えたのですが、20年かけてその場所を築いてきたという気持ちはあります。メンバーそれぞれが個人の活動とグループの活動のどちらも持っているからこそ、素敵なグループでいられるのかなと思います。

――素敵な関係性ですね。ところで、そんなKis-My-Ft2のメンバーの中で、もし南米のジャングルに1人相棒として連れて行くとしたら、どなたを選びますか?

二階堂(高嗣)ですね。彼はキャンプガチ勢なんですよ(笑)。

以前、1回キャンプに連れて行ってもらったことがあるのですが、僕は本当に何もしないで、二階堂が組み立ててくれた椅子に座って缶ビールを飲んでいただけでした。

その間に彼がテントを組んで、火を起こしてくれて、ちょっとお酒を飲んで「寝るか」と思ったら、寝床までちゃんと準備してくれていたんです。ジャングルに行くなら彼以外にはいないですね(笑)。

――それでは改めて、本作のナレーションへの思いを教えてください。

お話をいただいて「やったー!ナレーションだ!」と喜んだんです。去年ナショナル ジオグラフィックの作品をやらせていただいた後、事務所の後輩たちのドキュメンタリーのナレーションなどもやらせていただいたのですが、いろいろなナレーションがあるなと感じました。

家でどれだけ練習をしても、現場でしか学べないことがたくさんあります。だから「こういう現場を待っていました!」という気持ちでした。

今回は収録を始めるときに、オープニングのシーンを3、4パターン録って、スタッフの皆さんと「どの方向性がいいと思う?」というディスカッションから始めさせていただいたんです。

その中で、プロデューサーさんが「これが他のナレーターさんにはない、宮田くんならではのナレーションな気がする」とおっしゃってくださったものがありました。それで、自分の中で“こういう方向性なら僕にしかできない表現があるのかもしれない”と1個つかめたような気がしたんです。

普段の僕の声を聞いているファンの方にも「こんな感じでくるんだ」と、声のトーンに少しハッとしていただけるのではないかと思いますので、ご覧になっていただけるとうれしいです。

■作品情報

・「ヤング・ジャガー:ジャングル王への道」

南アメリカ北東部、ガイアナのジャングル。2歳まで母親のもとで暮らしその後は独立していく若いジャガーが、自らの王国を築くための旅が始まる。旅の中で彼は多様な生物の生息地を横断し、やがて縄張りとなる地を見つける。ナショナル ジオグラフィック(TV):8月9日(日)昼3:00-4:00放送。

・「ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神」

コスタリカの海岸でウミガメと絶妙なバランスの共存をするジャガーの生活を追う。毎年、何万匹ものウミガメが産卵のために到来する現象「アリバダ」。それを狙い捕食者ジャガーが現れる。だがその捕食者は意外な守護者でもあった。ナショナル ジオグラフィック(TV):8月16日(日)昼3:00-4:00放送。




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