ティーバッグ紅茶をより楽しめる! 紅茶講師による“紅茶の入れ方”を検証した動画が、YouTubeで話題です。投稿は記事執筆時点で11万回以上再生され、2100件以上の“高評価”を獲得しています。
動画を投稿したのは、紅茶講師の「じゅんじゅん」さんが運営するYouTubeチャンネル「じゅんじゅんの紅茶教室」(@tea.attend_jun2)。普段は季節やシーンごとに楽しめる紅茶の茶葉の紹介やトレンドなど「紅茶を日常に取り入れるヒント」を投稿しています。
今回話題を呼んだのは、手軽に購入できる市販のティーバッグ「片岡物産/トワイニングゴールデンアッサム」を使って、“紅茶の入れ方で味がどこまで変わるのか”を検証した動画です。紅茶初心者はもちろん、紅茶をよりおいしく飲みたい人にもオススメの内容となっています。
今回の検証では、「お湯が先?」「ティーバッグは振る?」「絞る?」などを飲み比べていきます。じゅんじゅんさんによると、おいしい紅茶を入れる上で共通して実践しているポイントがあるのだとか……! それは、沸騰したてのお湯を使うこと。そして事前にカップを温めておき、蒸らしている間はフタをして温度を保つことだといいます。また、ティーバッグ1個に対するお湯の量は、ティーカップ1杯分が目安とのことです。
最初の検証は、お湯を注ぐ順番です。ティーカップを2つ用意し、片方はティーバッグを入れてからお湯を注ぎ、もう片方はお湯を先に注いでからティーバッグを入れました。
抽出中を比べると、ティーバッグを先に入れた方は茶液が全体に広がり、色も濃く見えます。一方、お湯を先に入れた方は抽出された成分が下に沈み、上下で色が分かれていましたが2分後にティーバッグをゆっくり取り出すと、見た目ではほとんど違いがわからなくなっていました。
さっそく飲み比べてみると、じゅんじゅんさんは「全然違う!」「違う茶葉かと思うほど違う」と驚きを隠せない様子。今回使用したアッサムは、ミルクに負けないコクとバラのような華やかな甘い香りが特徴の紅茶で、その個性がより引き立ったのは「お湯を先に入れた方」だったそうです。香りがふわっと広がり、アッサムらしい甘みも感じられたといいます。
一方、ティーバッグを先に入れた方はさっぱりとしたキレのある味わいに。余韻は控えめですが、さっぱりした紅茶が好みの人には向いているそうです。お湯の順番だけで味わいが変わる理由として、お湯を先に入れることでティーバッグが押しつぶされずにお湯の中で上下に揺れ動くことで、茶葉本来の香りや甘み、色がより引き出されると説明。オススメは「お湯が先」としながらも、「どんな味が好きかで選ぶといい」とコメントしています。
続いて検証したのは、ティーバッグを取り出す前に振るかどうか。お湯にティーバッグを角から沈めるように入れ、片方は“シャカシャカ”と振り、もう片方は優しく動かして取り出しました。
飲み比べると振った方は、味が“ガツン!”と力強く出る一方で、渋みや雑味が増えて舌にザラつきを感じたそうです。振らなかった方はなめらかな口当たりで、アッサムらしい甘い香りや、やわらかな味わいがしっかり感じられたといいます。「抽出量はほとんど変わらないので、あえて振る必要はないかな」とコメントしていました。
最後は、ティーバッグを絞るかどうかを検証。スプーンでしっかりと絞ると見た目は絞ったほうが色が濃い印象です。しかし、飲み比べてみると、より甘みやコクを感じたのは絞っていない方という結果に。絞った方は想像していたほど強いえぐみはなかったものの、渋味が際立つことで茶葉本来の甘みが感じにくく、よりさっぱりとした味わいになったそうです。
そのため、アッサムの華やかな香りや、やわらかな味わいを楽しみたいなら絞らず、しっかりした渋味や力強い味わいを楽しみたい人は、絞るのも1つの選択肢だと紹介していました。
今回の検証を踏まえ、じゅんじゅんさんがオススメする“茶葉が持っている味わいを引き出す入れ方”は、沸騰したお湯を使う→カップを温める→お湯を入れたあとにティーバッグを入れる→蓋をして蒸らす→優しく引き上げる→絞らないという順番でした。
ただし、「オススメの入れ方をしろっていうことでは決してありません」「ご自身が好きな味わいに近づけるために『どういう風に入れたら望んでおられる味わいに近づくのか』っていうところをお伝えできたら嬉しいです」と、好みの味で楽しんでほしいことを伝えていました。
手軽に購入できる反面、ちょっとしたことで味わいに差がでやすいティーバッグ紅茶。その「気になる」を解決してくれた検証結果は参考になります。動画内では、マグカップでの入れ方やフタの代用方法、ティーバッグをリーフのようにした検証の話なども紹介しているので気になった人はチェックしてみるとよさそうです。
この投稿に対し、コメント欄では「あんまり変わらないと思ってたけど、変わるんだ……」「舌の上のざらつき感はそういうことだったのか」「味わい・香り立ち共に格段にアップしました」「明日からお湯先で飲んでみます」「お湯から先に入れるのは目から鱗でした」などの声が寄せられました。また、「貧乏性の私はメッチャ渋くなる方法で入れていました」「有益すぎる実験」「長年気になっていた事を全部実験してくださってありがとうございます」「勉強になりました」などの声も上がっています。
じゅんじゅんさんはこの他にも、Instagram(@tea.attend_jun2)やX(Twitter/@kouchadekanau)などで情報を発信中。紅茶の茶葉や入れ方など紅茶に関する投稿を見ることができます。
動画提供:YouTubeチャンネル「じゅんじゅんの紅茶教室」(@tea.attend_jun2)さん

