メラノーマの治療法
メラノーマの治療は、ステージや患者の体力、持病などに応じて決定されます。
手術(外科的切除)
メラノーマの第一選択となる治療法です。腫瘍の大きさや広がりに応じて、爪の一部または全体を切除することがあります。場合によっては、指の一部を切除する必要があることもあります。手術後は、必要に応じて形成外科的な処置を行い、指の機能や見た目を改善することもあります。
手術の種類にもよりますが、通常は入院が必要となります。3泊から14泊、あるいはそれ以上の入院期間となります。
免疫療法(チェックポイント阻害薬)
進行したメラノーマに対して用いられる新しい治療法です。免疫チェックポイント阻害薬(PD-1阻害薬やCTLA-4阻害薬)を使用することで、体の免疫細胞を活性化し、がん細胞を攻撃する力を強めます。これにより、手術が難しい場合でもがんの進行を抑えられる可能性があります。間質性肺炎や腸炎、皮膚障害、重症筋無力症など免疫活性化により全身様々な場所に副作用が出る可能性があることに注意が必要です。
皮膚科や腫瘍内科などで治療が行われます。
放射線治療
手術が難しい場合や、手術後の再発リスクを抑えるために用いられます。放射線を照射することで、がん細胞の増殖を抑えます。特に、高齢者や全身状態が手術に耐えられない患者に適応されることがあります。また、メラノーマが他の臓器に転移し、痛みなどの症状が出ている際には症状を緩和するために放射線治療が行われることもあります。上述の免疫チェックポイント阻害薬などの薬物療法と併用されることもあります。
放射線治療は放射線治療科が行います。治療自体は通院で可能です。
「メラノーマの爪」についてよくある質問
ここまでメラノーマの爪などを紹介しました。ここでは「メラノーマの爪」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
爪のメラノーマは放置しても問題ないのでしょうか?
藤井 弘子 医師
いいえ、放置すると進行し、転移する可能性が高いため、早期に受診が必要です。
爪のメラノーマの生存率はどれくらいでしょうか?
藤井 弘子 医師
早期に発見すれば5年生存率は90%以上ですが、進行すると50%以下に低下し、遠隔転移があるIV期では5年生存率が約15〜20%となります。

