「何歳になっちゃった、としょげるマインドがない」梨花が語る【カリフォルニアの暮らし】完全版

「何歳になっちゃった、としょげるマインドがない」梨花が語る【カリフォルニアの暮らし】完全版

COVER MUSE RINKA

東京とカリフォルニアをアクティブに行き来する二拠点生活を送る梨花さん。そんな彼女のライフスタイルと本号のメイン特集にちなんで、今回はそれぞれの都市での梨花さんの“素顔”をお届けします。「東京サイド」では気の置けないスタッフたちとの親密なシューティング、「カリフォルニアサイド」では、現地での日常についてのインタビューを。

過去のアーカイブより選ばれた鮮烈な花柄が、クロエの自由な精神を表現。ドレス¥853,600、ピアス¥139,700(共にクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ)、その他/本人私物

女性の身体美を引き立てるフィットはアライアの真骨頂。ロングドレス¥569,800(アライア/リシュモン ジャパン アライア)

interview with RINKA カリフォルニアに暮らす、ということ。

カリフォルニアと東京の二拠点生活を送る梨花さんに、普段の生活についてアレコレ質問してみました。「梨花的カリフォルニアライフ」を少しだけお届けします。

Q 帰国の目的は主にお仕事かと思いますが、カリフォルニアでは普段何をされていますか?


 


THE主婦してます。意識して分けているわけではないんですが、分かれちゃってますね。カリフォルニアでの仕事は、オンラインミーティングやクリエイティブが中心です。

Q 梨花さんがカリフォルニアに住む理由はなんですか?


 


息子の成長、そしてその時期を家族で一緒に過ごしたいから。


 


私は“旅育”をしたかったんです。ある固有の価値観の中で育つのではなく、いろいろな文化や考え方に触れてほしかった。最初に住んだのがハワイなのは、夫婦揃って英語が不得手だったからで(笑)。今、息子の成長に合わせてカリフォルニアに移ったのは、私が勧めたのもあるけど、彼が好きなカルチャー(音楽やファッション)が西海岸なことも影響しているのかも。カリフォルニアに来て早2年、9月から高校生になりますが、今思うと、とても彼らしい選択だったと思います。

Q カリフォルニアに移って、ハワイに住んでいたときと思考やライフスタイルは変わりましたか?


 


もちろん。でも、それは場所が変わったからというよりも、息子と自分の年齢、そのステージが変化していっていることが大きい気がします。

Q 梨花さんの「平均的な1日」のルーティンが知りたいです。


 


平日は6時に起きて、お弁当と朝ごはんを作ります。息子が起きてくるのは7時〜7時20分くらい。7時45分には家を出て、車で学校に送っていきます。ここからの動きはパターンがABCって3つくらいあって。Aはガソリンスタンドに行って給油、洗車を待ってる間にコーヒーを飲みながらSNS。スーパーに行くって流れ。Bはすぐ帰宅して掃除・洗濯といった家事仕事をする。Cはパジャマのまま送っていって、帰宅したらソファーにダイブしてNetflix。もしくは寝る(笑)。


 


13〜14時には学校にお迎えに行き、一旦帰宅。息子は学校の宿題がたくさん出るのでそれをしたり、家庭教師が来る日もあったり、ちょっとブレイクタイムしたり。16時30分にはサッカーの練習へ送迎。待っている間、私は車の中でNetflix。20時30分ごろに帰宅。夕食後は日本と仕事のやりとりをしたりで、24時頃に就寝。土日もサッカーがあるので、母にとって休日といえるのは金曜日。そこは唯一、サッカーの練習がお休みなので“華金”って呼んでるの。ご飯もたまにはUberしちゃう!?  みたいな。そんな日常を送っています。

少しくすんだトーンのイエローとレッドが夏の終わりと秋の始まりを彷彿させる。大ぶりのアクセを添えて。トップス¥275,000、スカート¥687,500、ピアス¥136,400、ブレスレット¥217,800※参考価格(全てアライア/リシュモン ジャパン アライア)

日本人の小浜伸彦と韓国人のリバー・ジャンが手がける、2020年創設の日本ブランド「リブ ノブヒコ」。伝統的なラグジュアリーファッションを現代的に再解釈するデザイナーのセンスと手腕に注目が集まっている。ドレス¥75,900(リブ ノブヒコ)

ニットドレス¥105,600、右耳のロングピアス¥70,400、左耳のショートピアス¥20,900(全てマメ クロゴウチ/マメ クロゴウチ オンラインストア)

Q カリフォルニアの好きなところは?


 


人が明るくて優しい。ハワイの人の“オハナ”マインドの近い距離感とはまたちょっと違うんだけど、みんな朗らかでいいなと思います。カリフォルニアってなんせ広いので、私が今、住んでいるエリアで感じることだけど。あとは心地いい気候かな。湿度がなくて程よくカラッとしていて過ごしやすい。海と山に囲まれていて、我が家から見えるサンセットは本当に綺麗。移ってきてから知ったんだけど、一度カリフォルニアに住むと気候が素晴らし過ぎて、他に行く気になれないんですって。


 


Q 逆にちょっと苦手だな、と思うところは?


 


どこに行くにも遠い……。

Q カリフォルニアの女性のエイジングに対する考え方に関してなにか思うことはありますか?


 


国民性だと思うけど、歳を取ることに対して「もう何歳になっちゃった」ってしょげるマインドはなくて、日本だとまるで病気のように扱われている気がしちゃう更年期すらも、「次のフェーズに行きます、私たち」って感じ。なんなら「さらに一段上の女になります」みたいな。ヨーロッパの哲学的なエイジングの感じとはまた違う、ウェルネスマインドというか、ウェルビーイングな思考を肌で感じます。ハリウッドとかはまた別なのかもしれないけれど、少なくとも私の周りの人はそんな感じかな。

Q 自炊と外食の割合はどのくらいですか?


 


圧倒的に自炊! うちには私以上に料理好きなパパもいるので、ほぼ毎日どちらかが作ります。


 


Q 自炊の場合はやはり和食が多いですか?


 


私もパパも作るのが多いのは和食。だけどLAってホームパーティ文化でしょう。多国籍な息子の友だちが家に遊びに来たときに、和食以外にも楽しんでもらいたくて、最近はSNSでよく見る簡単なグラタンとか大皿料理をおぼえたりもしてます。私はお弁当もそのマインドに寄せてサンドイッチとかにしてみたりする日もあるんだけど、パパは絶対に“THEお弁当”。なんなら、うな重とかを作っていたりする日も(笑)。

Q お洋服のお買い物はどこでしますか?


 


ネットでももちろん買いますが、やっぱりメルローズとかウエストハリウッドとかに出かけて行っちゃうかな。とはいえ、今は円安だからカリフォルニアでしか買えないところ以外はなるべく近づかないようにしてますが(笑)。最近のお気に入りは、リーバイスのヴィンテージデニムが豊富なDenim Revival(@shop.denimrevival)。あとは日本に直営店がないWolfordやSporty & Rich。スエットは今ここのが気に入ってます。Dover Street Marketも、日本とは買い付けが違ったりするのでチェックしちゃうかな。「行っちゃダメ、行っちゃダメ」って自分に言いきかせてるんだけど、併設されているカフェのご飯も美味しくて、気づくといちゃうの(笑)。 

Q オトナミューズ世代の女性がカリフォルニアを旅するなら、どこに行くべき?


 


「シルバーレイク」。ドジャー・スタジアムの近く、シルバーレイクは、クリエイターが集まるカルチャーを感じるエリア。以前、友人がLAに遊びに来たときに行ったんだけど、どこを見てもカフェやレストランが本当におしゃれ。さらに、そこに来ている人もみんなおしゃれだった!

ファッション好きの大人たちから圧倒的な支持を得るマメ クロゴウチ。梨花さんもこのページで身に着けたピアスをお買い上げ。ニットドレス¥105,600、右耳のロングピアス¥70,400、左耳のショートピアス¥20,900(全てマメ クロゴウチ/マメ クロゴウチ オンラインストア)

「バランス」に象徴されるシャープでモダンなデザインはもちろん素敵だけれど、遊び心たっぷりのカラフルで愛らしいコスチュームジュエリーも最高。イヤリング※右耳用¥4,950,000[K18YG×あこや真珠×ダイヤモンド×アクアマリン×ピンクオパール](TASAKI)

Q 現地での友人はどのように作りますか?


 


新しい友だちっていう意味では、やはり息子の友だちのママとして知り合って、お茶しましょうから始まることが多いです。それから、カリフォルニアにはハワイのときからお友だちだった家族がご近所にいたり、ヘアメイクの三苫愛ちゃんとかもいるので連絡を取り合ったりもしています。


 


Q 梨花さんの日本でのファッションとカリフォルニアでのファションの違いは?


 


普段はどこにいてもデニムにビーサンです(笑)。日本だからカリフォルニアだからっていうより、行く場所や会う人に合わせて変わるのかもね。どカジュアルだったハワイのときよりは、カリフォルニアには多少ヒールとかジャケットを持っていってます。“ハリウッドっちゃう”ときとかは、ジュエリーもちゃんとつけて武装していきますよ。でも、仕事で戻ってきている東京のほうがおしゃれを楽しみたい気持ちになる機会が多いのかも。

Q ひとりになりたいときはありますか? そういうとき、どこで何をしてますか?


 


基本、ひとりでいるのが好きです。本当です。ひとりになりたいときは、家の自分の部屋か、ほどよく空いていてのんびりできるカフェに行きます。Netflixを観たり、SNSしたり、動画やディレクションのクリエイティブ作業をしたり。あ、あとジャーナリング! 子どものころからの癖で、必ず紙に書き出して整理したい派。基本、頭のなかがとっ散らかっているので、ひとりで落ち着いてまとめる時間が必要なの(笑)。

Q 今カリフォルニアで「流行ってるなー」と感じることは?


 


ファッションでいうと、やっぱりスエットかな。ロングヘアで、ウエストとかデコルテを肌見せして、ずるっとスエット。カリフォルニアらしいベビーピンクとかパステル系を着ている子もいて可愛いよ。そんなヌケがありすぎるファッションがカリフォルニアって感じ。


 


Q 英語があまり得意ではない人へ。「このフレーズがあればなんとか乗り切れる!」という必殺の英語はありますか?


 


「I know~!」「Exactly」「Up to you」


会話では「I know」や「Exactly」を状況に応じて感情の込め方を変えて使えば完璧。「Up to you」は子育てで覚えた言葉。主に息子に対して使っていますが、基本的に私は自己主導型だから、このフレーズを使えている自分に親としての成長を感じています(笑)。

Q 息子さんとどんなことをして過ごしていますか?


 


息子は本当に音楽が好きで、学校と睡眠とサッカーしている時間以外ほとんど何かしら曲を流しているの。なので、彼の好きなタイラー・ザ・クリエイターやケンドリック・ラマーなどのコンサートに一緒に行ったり、春休みに2人で1泊旅行に行ったり。あとはサッカーに夢中なのでほぼ毎日のように練習や試合の送り迎えですが、最近は車のなかで聴いている曲が、ちょっと大人っぽくなってきました。


 


Q 最近のマイブームは?


 


野菜を愛でる。


うちのパパは、卵はファーマーズマーケットでしか買わないし、栄養価が高く、適正な価格の食材を求めて、下手したらスーパーを1日3件とかはしごしちゃうタイプなんですね。あるとき「なんでこの野菜買ったの?」って聞いたら「呼んでたんだよ、俺を」って。大丈夫かな、この人って思ってたんだけど、最近、彼の気持ちが分かるようになってきまして。地元で健康に育っている野菜に目を向けてみたら、旬なものが輝いて見えるっていうか、フォルムも可愛く見えてしょうがないのね。それに、そういうお野菜で作ると何倍も美味しいの。そういうわけで、私がLAにいるときのインスタには野菜の写真がたくさん上がっています(笑)。

photograph:ITTETSU MATSUOKA styling:TOMOKO KOJIMA hair:KANADA
make-up:UDA[mekashi project] model:RINKA

otona MUSE 2026年8月号より

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「37歳、輝く季節が始まる!」がキャッチコピー。宝島社が発行する毎月28日発売のファッション誌『otona MUSE』がお届けする、大人のためのファッション・ビューティ・ライフスタイル情報!