シングルマザーの娘リコさんと孫のミオちゃんのサポートをしながら、責任ある立場で仕事も頑張っている雪江さん。リコさんからミオちゃんのお迎えを頼まれる頻度が増えていたある日、リコさんに彼氏がいることがわかりました。その後、リコさんから「2週間だけ預かって」と頼まれミオちゃん預かっていた雪江さんは、熱を出したミオちゃんを病院へ連れて行くも、資格情報が確認できないと言われて嫌な予感がします。リコさんの会社に確認すると半年前に退職したと言われ、慌ててリコさんに電話をかけるとスマホは解約されていて繋がりませんでした。急いでリコさんのアパートへ行くと、リコさんの持ち物は無くなっておりミオちゃんの荷物だけがポツンと置かれていました。アパートも月末で解約されており、リコさんに何度メッセージを送っても既読になりません。翌日、見知らぬ携帯番号からの着信にリコさんかもしれないと思い出てみると、リコさんの元同僚だという松田さんでした。松田さんは、ショウくんという彼ができてからリコさんが変わってしまったと言い、リコさんとミオちゃんのことを心配していたと話してくれ、雪江さんは「母を辞めるのがあなたの選択なの?」と愕然としました。一人で抱えきれなくなった雪江さんは、親しい部下の祥子さんに話しを聞いてもらい「どうするんですか?」と聞かれると、「頭が真っ白だけど、ひとつだけ確かなのは、私がミオを守るってこと」と力強く言いました。仕事面でできる限り協力すると言ってくれた祥子さんの言葉をありがたく思いつつも、今後のことを考えると不安が募る雪江さんでした。
いつまでも黙ってはいられない

半年前に仕事も辞めていて、ミオを私に預けたままアパートもスマホも解約していたリコ。リコはミオの母親を辞める選択をしたということなのだろうか?この状況を一人で抱えきれなくなった私は、職場の祥子ちゃんに話を聞いてもらいました。状況を理解してくれた祥子ちゃんは業務面での協力を申し出てくれ、本当にありがたく思いました。私がミオを守るという気持ちは強く感じているものの、どうすればいいのかわかりません。
ミオを預かってそろそろ2週間。仕事の後にミオを学童に迎えに行って一緒に家に帰る、という生活にも慣れてきました。

ひとまず、総務に連絡して、ミオは私の扶養に入れることにしました。アパートに置いてあったミオの荷物も引き取りました。手続きを進めるたびに、リコの存在がどんどん消えていく気がして複雑な気持ちになりますが、やるしかありません。気持ちが沈んでいる私に気づいたミオが「ばぁば、どうしたの?」と心配そうに聞いてきたので、私は「ううん、晩御飯どうしようかなって。今日はラーメンでも食べて帰ろうか!」と明るく言いました。

美味しそうにラーメンを食べるミオを見て心が和みました。でも、リコはこんなにかわいいミオを置いて行ってしまったのです・・。信じたくありませんが、リコはもう帰って来ないつもりなのかもしれないと感じました。

ミオにも、いつまでも黙ってはおけない。賢い子だもの、何かを感じているようにも見える。そう思った私は、ミオに「帰ったら、ばぁば、あなたに大切な話があるの」と静かに言いました。ミオは、少しの間の後、「・・ママのこと?」と聞いてきました。

「そう」と答えると、ミオは「うん・・わかった」と小さな声で言いました。きっと不安でいっぱいなはずなのに必死に笑顔を作るミオを見て、胸が締め付けられました。
ミオちゃんを2週間預かることになった時に、リコさんが出張だからとミオちゃんに伝えていた雪江さん。リコさんがもう帰って来ないかもしれない可能性が高くなった以上、ミオちゃんにもきちんと真実を伝える必要があると思ったのですね。悲しい現実を聞かされるミオちゃんはもちろん、それを伝える雪江さんも辛いですね。
※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

