
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『人の話を聞かないのに思い込みだけは強い母の日記』を紹介する。『まとめ エッセイと短編集』でも知られる作者のメタこさんが、6月16日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、メタこさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■マッサージの末に知らされる予想できない結末

メタこさんの母・メタ母さんは、ある日足の指を骨折してしまう。しかし病院へ行った3日後、家中には悲鳴が響き渡った。
心配しながらメタこさんが様子を見に行くと、そこには顔を紫色にしながら叫ぶ母が。“折れた骨の近くをマッサージすると良い”と聞いたメタ母さんは、痛みと吐き気に耐えながら実践していたのだった。再び病院へ行き、事情を説明すると医者は予想外の事実を告げ…。
この驚きが連続するエピソードを読んだ人たちからは、「パワー系ママン」「やってることが漫画のキャラみたいだ」「そのマッサージはまずい」など、多くのコメントが寄せられている。
■「その独特な親子関係の空気感が伝わるように意識して描きました」作者・メタこさんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作では、悲鳴をあげるメタ母さんへの「拷問してる??」をはじめとして、作中の言動が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
母は自分の息子である私のことを苗字で呼んだり、「日常会話の中でどれだけ面白いことを言えるか」を常に考えているような人でした。その影響もあって、私も親子というより友人同士のような距離感で接していたので、その独特な親子関係の空気感が伝わるように意識して描きました。
――メタ母さんとの思い出のなかで、印象に残っているものや言葉があればお教えください。
今回の漫画とは関係ないのですが、母の破天荒さを象徴する出来事があります。中学生の頃、三者面談の日に母が学校の廊下でたばこを吸っていて、先生に注意されたことがありました。母は「携帯灰皿があってもダメなのか?」と聞き、「ダメです」と言われると、そのまま面談を受けずに帰ってしまいました。子どもながらに「そんなことあるんだ」と衝撃を受けた出来事として、今でも印象に残っています。
――当時、骨折と診断された後にそれを知った際のお父様はどのような反応だったのでしょうか?
最初は「大げさなんじゃないか」と思っていたようです。ですが、私が「母が自分で骨を砕いた」という経緯を話すと、「そんな奴いるわけないだろ!」と信じてもらえませんでした。その後、本当に事実だったと分かると、「そ、そんな奴がいるのか……」と驚きながら少しおびえていたのが印象に残っています。
――今後の展望や目標をお教えください。
最近、自分も母の血をかなり色濃く受け継いでいて、自分の人生も十分破天荒なんだと気付くことが増えました。そのため、家族のことだけでなく、自分自身の体験も含めた「本当にあったとは思えないけれど実話」というエピソードを、これからもエッセイ漫画として描いていきたいと思っています。また、デブキャラクターを主人公にした漫画や、日常でふと気付いたことを描く「日常メモ」のような作品も制作しています。エッセイ漫画だけにとどまらず、さまざまな形で楽しんでもらえる作品を発表していきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも読んでくださり、本当にありがとうございます。「これ、本当に実話?」と思われるような出来事が、まだまだたくさんあります。これからも笑っていただける作品を描いていきますので、引き続きよろしくお願いいたします!

