久しぶりに子どもを夫に預け、仲の良いママ友たちと大人だけで焼肉へ行ったときのこと。少し贅沢を楽しむつもりでしたが、ひとりのママ友が「今日くらいいいじゃん」と高級肉やワインを次々と注文し始めました。不安を抱えたまま迎えた会計時、伝票を手に取った彼女のひと言に、私は思わず固まってしまったのです……。
次々と高級肉やワインを頼んだママ友
仲の良いママ友2人と、久しぶりに焼肉へ行ったときのことです。
その日はみんな夫に子どもを預け、「たまには大人だけで、ゆっくりおいしいものを食べよう」と話していました。子どもがいると火元が気になりますし、普段は子ども向けメニューが豊富な食べ放題のお店を選ぶことがほとんどです。
そこで今回は、時間制限のない焼肉店に行くことにしました。少し贅沢を楽しみたい気持ちはありましたが、家計のこともあるので、私は1人5,000円から6,000円くらいにおさめられたらいいなと思っていました。
ところが席に着くと、Aさんはメニューを見ながら「これおいしそう!」と、店員さんにその店で一番ランクの高いお肉を次々注文し始めたのです。1皿3,000円近いお肉もあり、私は内心かなり驚きました。
慌てて「今日はほどほどにしようと思ってたんだけど……」とやんわり伝えると、もう1人のママも「私もそんなに高いお肉じゃなくても……」と苦笑いしていました。
しかしAさんは、「せっかく子どもなしで来られたんだから、今日くらいいいじゃん」と笑い、さらに追加で注文を続けました。
飲み物も、もう1人のママはお酒が飲めないためソフトドリンクを注文し、私はビールを1杯だけ頼みました。一方でAさんは、グラス1杯1,500円ほどする高めの赤ワインを何杯も注文。お肉はたしかにおいしく、久しぶりの大人だけの時間は楽しかったです。けれど、Aさんの注文が続くたびに、「会計はどうするつもりなんだろう」と少しずつ不安になっていきました。
そして会計の時間になり、店員さんが伝票を持ってくると、Aさんはサッと伝票を受け取りました。スマホの電卓で計算し、「1人12,000円ね」とひと言。 私は思わず固まってしまいました。1万円を超える外食は、私にとってかなり大きな出費です。
高いお肉については、勝手に注文されたものの、私たちも一緒に食べていたため納得するしかありませんでした。けれど、お酒を飲めないママがいるにもかかわらず、Aさんが何杯も飲んだ高い赤ワイン代まできっちり3等分されていることには、どうしても引っかかりました。しかし、その場で細かく言う勇気がなく、私は結局その金額を支払いました。けれど帰宅後もモヤモヤは消えませんでした。
翌日、もう1人のママからLINEが届きました。「昨日、ちょっと金銭感覚が違ったよね。あの金額は少しきつかった」と書かれていて、私だけが感じていた違和感ではなかったのだとわかりました。
それ以来、Aさんと食事に行くときは、高いお店を選ばないようにしています。最初に予算や会計方法を話しておけばよかったという反省もありますが、全員が同じように飲んだり食べたりしていない場合は、相手への配慮も必要だと感じました。
楽しいはずの食事会でも、お金の感覚が違うと関係にモヤモヤが残ってしまうことがあるのだと実感した私。親しい相手だからこそ、無理なく楽しめる範囲を事前に確認することが大切なのだと学んだ出来事でした。
著者:佐竹真奈美/30代女性/6歳、8歳、9歳のパワフルな子どもたちを育てるフルタイムママ
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

