2人目の子どもを出産したときの話です。1人目の出産では、入院時から夫に立ち会ってもらえましたが、2人目のときはコロナ禍だったため、私の産院では出産直前になったら、自分のスマホで夫を呼び出す決まりでした。
サポートしてくれたのは…
私は陣痛の合間になんとか電話をかけ、「来て」とひと言伝えるのが精一杯でした。自宅から病院まではそれほど遠くないため、すぐに来てくれるはずだと思いながら、ベッドに座っておなかを抱え、腰やお尻の痛みに耐えながら夫を待つ私。
ガラガラとドアが開く音がしても反応できず、ただ痛みに耐えていました。すると、入ってきた人が何も言わず、後ろから腰をぐぐっと押してくれたのです。痛みはかなり和らぎました。
とても楽になり、助産師さんが来てくれたのだと思って振り向くと、なんと夫でした。1人目の出産に立ち会ったときのことを覚えており、どうすれば私がラクになるのか、即座にわかったようでした。夫の顔を見て気持ちが和らぎ、落ち着いて出産に臨めました。
出産する本人と同じ痛みを感じるわけではないため、どうサポートすれば良いのか戸惑う人も多いと思います。以前の経験を覚えていて、すかさず腰を押してくれた夫には、今でも感謝しています。その後も、子育てをめぐる意見の食い違いでもめたり、家事分担でけんかしたり、「お小遣いがなくなった」と言われて腹を立てたりといろいろありますが、そのときのことを思い出すと、やさしくなれる私です。
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陣痛中は、付き添う人が呼吸のリズムに合わせて静かに声をかけたり、体験談にあるように、腰を心地良い強さで押したり、さすったりすることが、大きな安心につながります。
妊婦さん自身は、ゆっくりと長く息を吐くことを意識しながら、少しでも楽に感じる姿勢を探すと良いでしょう。腰やおなかを温めて緊張をゆるめる温罨法も、陣痛の痛みを和らげるのに効果的です。
付き添う人も妊婦さん自身も、できることを少しずつ取り入れ、安心して出産に臨める環境を整えていきたいですね。
監修:関根直子(助産師)
著者:田中好子/30代女性・会社員/5歳の娘と4歳の息子を育てる母。時短勤務で会社員をしている。子どもが寝てから大河ドラマを見るのが楽しみ。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者:助産師 関根直子筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。

