
加藤清史郎が主演を務めるドラマ「スピナーベイト」(毎週火曜深夜1:45-2:15、フジテレビ系/FODほかにて配信※関東ローカル)の第5話が、7月28日に放送された。吉見(駿河太郎)が亀貝(吉村界人)に接触したことをきっかけに、上田家の不気味な言動の謎がつながっていく様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■ヒエラルキーに縛られた少年たちの日常を描くクライム・サスペンス
本作は、漫画「セトウツミ」やアニメ「オッドタクシー」(2021年)のオリジナル脚本、ドラマ「シナントロープ」や「ホウセンカ」の原作・脚本、週刊ヤングジャンプにて連載中の漫画「カミキル-KAMI KILL-」(原作)などを手がけるクリエイター・此元和津也氏の同名漫画を原作にした青春クライム・サスペンス。
抱月北高校フィッシング部の実態は、“スピナーベイト”と名乗る恐喝まがいの自警団だった。強引に犯罪を取り締まり、稼いだポイントによって絶対服従の序列が決定する。そんな組織だと知らずに入部してしまった平凡な高校生・三井宏太は、いまだゼロポイントの序列最下位。
そんなある日、町で連続殺人事件が発生する。なりゆきで犯人を追うことになった三井は、事件の渦中に放り込まれていく。事件を境に“スピナーベイト”内の序列も変化し、人間関係がいびつに絡まっていく中、傍観していた三井は事件の核心に迫るにつれ、次第に当事者として現実に向き合うように。ヒエラルキーに縛られた少年たちの日常の裏で、巧妙に散りばめられた違和感が姿を現していく。

■暴走する高橋と内の過ち…歪さを増すスピナーベイト
スピナーベイトを名乗る謎の男が、高橋(吉澤要人)にリストと金を手渡す現場を目撃した三井。高橋を問い詰めると、謎の男は高橋に捕らえられた過去があり、リスト返却を餌に自警行為を代行させていることを知る。
「それだけ俺に憎悪を向けたやつがいるなら本望だよ。だってそいつ、とびっきり不幸だろ。世の中でたらめばっかりなんだよ、三井」と冷酷な視線を向ける高橋。
一方、トップに上り詰めた三井を抜くためポイント稼ぎに奔走する内(萩原護)は、罪のない高校生を再び斬りつけ、取り返しのつかない状態に陥っていた。

■亀貝に接触した吉見…探り当てた不気味な目的
一方、500万円をスピナーベイトに渡したのは自分だと告げ、亀貝との接触に成功した吉見。亀貝は「スピナーベイトは今何者かに狙われています。そいつを捕まえるのに人手が必要です。学生たちのためにも1週間以内に捕まえたいと思っています」と言い、吉見は亀貝のもとで1週間働くことに。
河川敷に三井を呼び出した吉見は、亀貝から得た情報を伝える。亀貝は連続殺人事件の犯人を執拗に追う理由として、犯人が凶器として使ったであろう血の付いたブロックで金をゆすること、そして殺人を犯すときにどう感じたのか興味があるからだと語っていた。しかし吉見はその理由に不自然な違和感を覚えているのだった。

■明かされる連続殺人犯の正体…上田家の狂気と利用されていた三井
その時、三井を見かけた上田大悟の父・伸二(山中聡)が、再び三井のことを息子の「順平」と呼ぶ。事の成り行きを知った吉見は笑い、「上田順平は連続殺人犯だよ」と突然告げるのだった。吉見は亀貝から「事件現場で足を引きずる青年が目撃されている」と聞いており、野球でけがをしてから引きこもりになった順平の特徴とも一致する。
さらに、吉見の推理は続く。順平は日頃のストレスから衝動的に3人を殺害。その犯行を知ってしまった父と弟・大悟(吉田晴登)は、心神喪失の順平を守るために芝居を打つことにした。順平が殺人を犯すと現場を聞き出して証拠を隠滅。さらに父はおかしくなったふりをして、もし捕まった時には全ての罪をかぶるつもりだと考えられる。そしてそれを証言する第三者として、三井が利用されていたのだった。
何も反論できず固まる三井に、吉見は「三井宏太、お前は事件の真っただ中にいるんだよ」と告げる。安全圏に留まることなかれ主義であった三井が、まさに渦中に置かれていた。

■衝撃の展開に震撼…名探偵・吉見の推理に驚きの声
吉見が亀貝と接触した展開に、SNSでは「何か起こるんじゃないかとハラハラした」「ずっと鼻かんでいる亀貝さん怖い…」と二人の緊迫したシーンに反響が寄せられた。
また、次々と繰り出す吉見の推理に、「上田くんかわいそうすぎる」「三井は利用されていたってこと!?」「吉見さん名探偵すぎ!」「これから一体どうなるの…」と驚きと不安の声が寄せられている。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

