“マトモな恋愛”とは…?他人に恋愛感情を抱けないアラサー女子の様子が「刺さりました」と話題【漫画】

“マトモな恋愛”とは…?他人に恋愛感情を抱けないアラサー女子の様子が「刺さりました」と話題【漫画】

『それ以外の星たち』が話題
『それ以外の星たち』が話題 / (C)原夏見/双葉社

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、月刊誌「JOUR」にて連載中の、原夏見さんが描く『それ以外の星たち』より第1話をピックアップ。

原夏見さんが7月1日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、2,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、原夏見さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

■人を好きになったことがないアラサー女性
『それ以外の星たち』(3/40)
『それ以外の星たち』(3/40) / (C)原夏見/双葉社


主人公の足沢雪(30)は、ワーキングホリデーでやってきたロンドンのシェアハウスで暮らしていた。同じシェアハウスに暮らす3つ年下の彼氏がいたが、“あまり合わない”と感じていたことから、帰国を機に別れようと切り出す。

しかし、別れの理由が帰国であれば自分も同じ時に帰国すればいいと別れを拒む彼に押され、二人同時に帰国。飛行機の遅れもあり、日本に到着したのは夜遅く、すでに電車が動いていなかった。

するとそこへ雪のきょうだい・慶がやってきて、終電がなくなっているため雪を迎えに来たと言う。慶を雪の元カレか二股相手だと勘違いした彼氏は、逆上して暴言を吐く。はじめは黙っていた雪も、最後には彼に手を上げてしまう。

「お前みたいな人間 一生マトモな恋愛とかできねーから」

と彼が吐き捨てた言葉を背に、雪はその場を黙って立ち去る。帰宅途中、言い返さなくてよかったのかと慶に聞かれるが、雪は「手を上げた人間にそんな権利ある?」と答えつつ

「マトモな恋愛とか…人を好きになったことないからわかんないよ」

と呟くのだった…。

作品を読んだ読者からは、「このマンガ何かいいな。ナイーブなんだけど開放的」「この先の展開が楽しみ」「1話がすごくよかったので1巻買った」など、反響の声が多く寄せられている。

■作者・原夏見さん「リズム感を損なわず軽やかな日常のシーンを入れる重要性を感じています」
『それ以外の星たち』(40/40)
『それ以外の星たち』(40/40) / (C)原夏見/双葉社


――『それ以外の星たち』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。

前作『彼女たちの式典』の番外編で、主人公・眞満子の友人として今作の雪を登場させるネームを作ったのですが、物語の都合上、登場シーンをカットしました。眞満子は他者にあまり強く恋愛感情を抱かないが性的欲求はある人物として描いており、対して雪は恋愛感情を抱かないし性的欲求も抱かない人物として設定していました。今作はそんな雪の人生を描いてみたいと思ったところから始まっています。

――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。

シリアスな場面や真剣な場面は大事ですが、同じくらい登場人物たちが軽やかに日常を送っている様子を描くことも大事だと意識しています。そうすることでキャラクター各々にある穏やかな部分と激しい部分が見え、魅力的に映ることを信じています。基本的にシリアスな場面をもって物語は動きますが、リズム感を損なわず軽やかな日常のシーンを入れる重要性を感じています。

――第1話のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

第1話は企画を立ち上げると同時に作るものなので、とりわけ苦労するものという気はしており、何度も改稿したような記憶があります。しかしお話を締めるためのモノローグを最後に付け足そうと編集の方と決めたときには、結構あっさり出て来たので、良いモノローグだったんだろうなと思います。

――作品全体を通して、読者に伝えたいメッセージがあればお教えください。

テーマはあれどメッセージはいつも特になく、様々な人間性や感性を持った登場人物たちが関わり合い起こることによってテーマを表現してる感じです。なので物語を最後まで読んだときに、「この話ってこういうことが言いたいのかな」「私はこういうことを受け取ったな」と読んだ人それぞれに感じてもらえるとうれしいです。そこに正解も特にありません。

――現在も連載中の本作ですが、今後の見どころや注目ポイントをお教えください。

現在、物語中盤のネームや原稿を描いており、登場人物たちが色々なことを少しずつ決定したり選択したりしています。彼らの決定や選択と、それによりどんな終盤を迎えるのかを楽しみにしてもらえればと思います。

――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

いつも応援してくださってる方にはあらためてありがとうこざいます。本当に元気をもらっています。売れないと最後まで描く機会は与えられないと思うのですが、私自身は最後まで描き切るぞという気持ちでいますので、気に入ってくださっていれば引き続きよろしくお願いします!

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