5.乳製品
チーズやバターなどの乳製品を魅力的な香りと感じる猫もいます。特にピザ用チーズやスライスチーズを見せると、クンクン嗅いできたり、トーストにのせたバターに向かって顔を近づけてくる猫もいるでしょう。
しかし、猫の反応には大きな個体差があり、中にはまったく興味を示さない猫もいます。乳製品への関心は魚や肉ほど普遍的ではありません。
猫は甘味の味覚をほとんど感じないため、乳脂肪や炭水化物の匂いだけでは必ずしも「食べたい」と思わないことがあるのです。
乳製品に反応するか否かは、子猫時代に乳製品を食べた経験の差によるでしょう。
まとめ
犬は雑食寄りなため、肉や魚だけでなく、パンや果物、甘いものなど幅広い食べ物を欲しがります。一方、猫は完全肉食にかなり近いため、動物性の食品に強い興味を示します。
ただし、猫が欲しがるとはいえ、何も考えずに与えてしまうのはNG。焼き魚には骨がありますし、唐揚げには香辛料、加工品には添加物と、猫には毒になりそうなものが入っているからです。
いくら猫が欲しがったとしても、おやつやご褒美としてでも、与えない方が安全。「かわいがる」と「甘やかす」は違うので、きちんと線引きしてくださいね。

