
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『蛍ちゃんは仮初王子』を紹介する。作者の雨谷ネロさんが、6月22日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、『『わからせ』待ちですか?白蛇さん』(GANMA!刊)の作者としても知られる、雨谷ネロさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■女子生徒から絶大な支持を得ている女の子

雪斗の幼馴染の女の子・蛍は、学園の王子様として黄色い悲鳴を浴びていた。廊下で女の子が転んだ際には「お手をどうぞお姫様」と手を差し伸べ、その王子様っぷりに女子生徒からの支持はさらに上がるばかり。しかし、昔を知る雪斗はそんな蛍に対し「なんか寂しい」と思っていた。
そんな中、蛍から急に「一緒に帰らない?」と声をかけられた雪斗。周囲の女子に“誰?”“どういう関係?”とヒソヒソされた雪斗は、「女子たちと帰りなよ」と去ろうとする。雪斗を追いかけようとした蛍だったが、階段を踏み外してしまい…。
本作を読んだ人たちからは、「2人とも推せる」「温度差がまたいい」「幼馴染の特権」「すべてがツボすぎる」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・雨谷ネロさん「キャラクターが自然に動けるシチュエーションを考えています」

――『蛍ちゃんは仮初王子』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
もともと「学園の王子様している女の子のキャラクター」が結構好きで、今回も「王子様のようにかっこいい女の子が、幼馴染の前でだけはかわいらしい一面を見せる」というギャップを軸に作品を作りました。
――本作では、王子様のように振る舞う蛍ちゃんが雪斗の前では異なった表情をしているシーンが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
こだわった点は、最初の蛍ちゃんのかっこいい表情と、雪斗に見せる表情で「目元に差をつけること」です。かっこいい横長のきりっとしている目元から、照れているときのくりっとした丸いかわいい目元に描いてあげることを意識して作画でもギャップを作りました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
特に気に入ってるシーンは4ページ目の「手…」の見せ場シーンと最後の「雪斗くんとは別だもん…」のシーンです。どちらも蛍ちゃんが照れている場面ですが、それぞれ違った雰囲気になるよう意識して描きました。
読者の方によって「どちらの照れ顔がより刺さるか」が分かれると思うので、ぜひ見比べながら楽しんでいただけたら嬉しいです!
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
「こういうギャップがあったらかわいいな」「こういう子がいたら好きになっちゃうな」という妄想から考えることが多いです。そこからキャラクターを作り、そのキャラクターが自然に動けるシチュエーションを考えています!
――雨谷ネロさんの描くキャラクターは、感情移入しやすくとても魅力的です。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
そう言っていただけると嬉しいです笑。作画の際は特に「キャラクターの表情」について意識してます。最初の印象と見せ場の部分の表情で大きくギャップを作ることで、見せ場を分かりやすくしています。
――今後の展望や目標をお教えください。
読み切り掲載などでデビューしているものの、まだ連載したことがないためまずは2年以内に連載することが目標です!また、「これなら誰にも負けない」と言える自分ならではの武器や強みを見つけて、それを磨いていきたいと思っています!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも作品を読んでくださり、本当にありがとうございます。私の漫画が、通勤や通学の途中や、少し疲れたときにクスッと笑える時間になっていたら嬉しいですこれからも楽しんでいただける作品をお届けできるよう頑張ります!

