
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『きつねと一緒に暮らしたら』(KADOKAWA刊)より、『お揃い』を紹介する。作者の夏朱優衣さんが、6月19日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、4000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、夏朱優衣さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■過去の出来事に悩む友達に伸ばされた手

飼い主に抱き上げられていたところ、キタキツネ・にことフェネックギツネ・くりんは出会った。同じ首飾りをしていることに飼い主たちは「あっ、お揃い!」と喜ぶ。それを聞いたくりんはピクッと反応し、過去のことを振り返る。
揃いの花飾りをつけた仲間はくりんにもあげようとするが、素直になれずくりんはそっけない態度を取ってしまった。それがきっかけで仲間たちが離れてしまったことを思い出しうつむいてしまう。そんなくりんに、にこはずいっと手を伸ばし…。
このきつね達の愛らしいエピソードを読んだ人たちからは、「仲良くなれてよかったね」「お揃いで尊さが倍増」など、多くのコメントが寄せられている。
■「目の輝き、口の開き方などをこだわって描きました」作者・夏朱優衣さんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本エピソードのお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
幼少期の自分の思い出からです。幼い頃、友達とお揃いのキーホルダーを持っていて凄く嬉しかった記憶がありまして、そこから今回のお話を思いつきました。
――本エピソードでは、過去の出来事を乗り越えて友情を育むようすが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
にこがくりんにお揃いのくらげのぬいぐるみを差し出すシーンの2匹の表情に注目していただけると嬉しいです。2匹が心を交わす瞬間を感じられる大切なシーンなので、目の輝き、口の開き方などをこだわって描きました。
――本エピソードで特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
にこがくりんの顔にくらげのぬいぐるみを押し付けるシーンがお気に入りです。くりんの悲しさをかき消すかのように明るく接するにこの優しさを見ることができるので好きなシーンの1つですね。
――ストーリーやキャラクターデザインを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
ストーリー、キャラクターデザインどちらについても他者から見て分かりやすいかどうかを意識しています。どんなに話が面白くても、どんなに絵がキレイでも見て下さる方に意味や意図が伝わらないと、多くの方に見ていただけないので、まずは分かりやすさを第一に作品を描いています。けれど、やっぱり思い描いていることを上手く表現できない時もあるので難しいなと思うことも多いですね…。
――今後の展望や目標をお教えください。
現在出ている本の2巻目を出すことが目標です!この本を通じて癒しをたくさんの方にお届けしたいです!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも見て下さる皆さま、本当にありがとうございます。皆さまの応援のおかげで、念願だった書籍を出すことができました!この本が皆さまにとって生活の彩の1つになれたら幸いです。にこ達の日常はまだまだ続いていきます。これからも楽しんでいただけるように邁進してまいりますので、これからもよろしくお願いいたします!

