どシンプルな黒い振袖→1年かけて刺しゅうしたら…… 心震える仕上がりに「文化のマリアージュ」「美しさとはこの事かと」

どシンプルな黒い振袖→1年かけて刺しゅうしたら…… 心震える仕上がりに「文化のマリアージュ」「美しさとはこの事かと」

 日本の振袖に、1年かけてハンガリーの伝統的な刺しゅうを施す動画が、Instagramで話題です。その圧巻の美しさが反響を呼び、投稿は記事執筆時点で10万回以上再生され、約1万件の“いいね”を獲得しています。

 動画を投稿したのは、ハンガリー出身で現在は京都に住む「Andi」(@kimono.hungary_andi)さん。普段は着物や半襟などにハンガリー刺しゅうを施す様子を投稿しています。以前には、虫食い穴がある着物を刺しゅうで生まれ変わらせる動画が注目を集めました。

 今回話題になっているのは、1年という長い時間をかけて黒い振袖にハンガリー刺しゅうを施す様子と、完成品を披露した動画です。

 Andiさんは、地紋入りの黒の振袖にハンガリー刺しゅうの図案を写し、手刺しゅうで模様を描いていきます。まず刺しゅうするのは、左右の袖。刺し進めると……濃淡の異なる緑や黄緑の葉っぱに、赤やピンク、水色、白、紫などのカラフルな花が描かれました。さまざまな種類の花が彩るかわいらしいデザインです。

 振袖に合わせる帯にも、手刺しゅうを施します。完成したのは、中央に赤い花をアクセントとしたフォークロア調の花柄の刺しゅう。光沢のあるシャンパンゴールドの帯が、黒い振袖によく映えます!

 いよいよ、裾の刺しゅうに取り掛かります。一針ずつ丁寧に刺し進めた末に完成したのは、裾から色鮮やかな花々が斜めに咲き上がるようなデザインでした。黒い振袖にカラフルな花々がちりばめられた様子はとても華やかで、センス抜群です。最後に家紋のところにも刺しゅうをし、ついに振袖が完成しました!

 振袖、帯、半襟に手刺しゅうを施し、伝統的な日本の振袖とハンガリー刺しゅうという2つの文化が見事に調和したこの作品。上品で温かみのある魅力的な一着は、東京キモノショーで展示され、第2回日本在住外国人アーティスト展覧会では優秀賞と京都市長賞を受賞したそうです。

 母国でもこの振袖を着用し、見事な晴れ姿を披露したAndiさん。キリッとすてきな黒い振袖に色とりどりの刺しゅうが加わり、ハンガリーの景色にも映える一着となっています。なんて美しいの……!

 投稿のコメント欄には「鮮やかであでやか、元からある家紋もきちんとデザインに組み込まれていて、本当にすばらしいです」「激シビレかわいい」「これは貴重ですね。努力と技術の高さに拍手」「胸を打たれる美しさ」「和洋折衷の美しさとはこの事かと。紋を消さずに刺繍のデザインに取り込んでいるのも素敵ですね」「素晴らしい文化のマリアージュですね。デザインも刺繍の技術も凄い!!」「着物を通して外国の文化を表現するというのは素晴らしいアイデア」と、絶賛の声が次々に集まっています。

 Andiさんはこの他にも、Instagramアカウント(@kimono.hungary_andi)やXアカウント(@kimono_hu_andi)で、制作したすてきな作品を公開中。また「キモノにハンガリー刺繍by Andi」では、着物や帯などへの刺しゅう依頼も受け付けています。

動画提供:Andi きものにハンガリー刺繍🇭🇺(@kimono.hungary_andi)さん

配信元: ねとらぼ

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