これで失敗知らず!新米の季節に覚えたい「炊き込みご飯」を上手に作るコツ5つ

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失敗しない!炊き込みご飯の作り方

では作り方を見ていただきましょう。

急いでいても必ず水に浸す

まずはお米を研いで水に浸します。これは炊き始める30分前には必ず済ませておくようにしましょう。

いくら急いでいても、米は必ず水に浸して吸水させておくこと。これをすっ飛ばして米を研いでからすぐに調味料を入れてしまうと、塩分が邪魔をして米に水が浸透しなくなり、結果芯の残ったご飯に炊き上がってしまう…ということに。

吸水が終わったら、分量の水加減よりもやや少なめの水加減に調整して炊飯釜にセットします。

今回わたしは2合の米を研いでセットしましたが、水は2合の線よりもやや少なめにしています。

やわらかめのご飯のほうが好きな方でも、水は多めに入れないようにしてください。

なぜなら今から具材の水分や調味料の水分が入ってくるからです。

水につけておく

具材の下ごしらえと煮詰め方が成功のカギ!

お米を浸している間に具材の準備をします。

今回は、ごぼう、鶏もも肉、にんじん、油揚げを使います。

ここにしめじやしいたけなどのきのこ類を入れてもおいしいですよ。

具材の準備

具材を切ったらどんどん小鍋に入れていき、ここに調味料もすべて加えてしまいます。調味料が全体に行き渡るように軽く混ぜたら、ここから火にかけていきます。

混ぜてから火にかける

時折かき混ぜながら、煮ていきます。

煮汁が少なくなるまで煮詰める

ここでは具材に火が通ってやわらかくなったかということは気にしなくていいです。

気にすべきは具材から出た水分と調味料の水分がどれくらい煮詰まったかということ。

ほぼ水分がなくなるまでしっかり煮詰めます。

だしがわり

煮詰まってきたら、お出汁の代わりにかつおぶしのパックを1袋加え、火を止めて混ぜます。

煮あがり

鍋を傾けてみて、これくらいまで煮詰まっていれば大丈夫です。

粗熱が取れるまで少し置き、先ほどの米の上にのせます。

米の上にのせる

そっとのせるだけでかき混ぜたりしません。水に浸った米の上に具がのっている状態です。

このまま炊飯器に入れて、スイッチを押すだけです。炊き込みご飯モードがあればそれで、なければそのまま普通の炊飯ボタンでも大丈夫です。

炊けた

炊きあがったら、お米がつぶれないようにしゃもじでさっくり混ぜて完成です。

炊き込みごはん

米ひと粒ひと粒の形が崩れず、べっちゃりもせず、具材一つひとつにしっかり味がしみて、その旨味がご飯にもしみ込み、ちょうどよい炊き込みご飯になりました。

具材の水分をあらかじめ飛ばして旨味だけを凝縮させてから炊き込むので、ひと手間はかかるのですが、こちらのほうが失敗も少なく、おいしいと思います。

詳しいレシピも載せておきますので、ぜひ参考にしてください。

「鶏ごぼう炊き込みご飯」レシピ

分量

2合分

材料

  • 鶏もも肉…200g
  • ごぼう…80g
  • にんじん…40g
  • 油揚げ…小1枚
  • 米…2合
  • かつおぶし…1パック(2g)
  • A みりん・しょうゆ…各大さじ2
  • A 塩…小さじ1

作り方

1. 米は30分前に研いで浸水する。炊飯釜に、分量の水加減よりやや少なめにセットする。

2. ごぼうはささがき、にんじんと油揚げは短冊切り、鶏もも肉は2cm角くらいに切って小鍋に入れ、Aを入れて混ぜ、中火にかける。かき混ぜながら煮詰めていき、煮汁がほぼなくなったら火を止めてかつおぶしを加えて混ぜ、粗熱を取る。

3. 1の米の上に2をのせ、炊飯器にセットして炊飯する。炊き上がったらすぐにふたをあけ、底からさっくりと混ぜて、器に盛る。

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