
鈴鹿央士主演のドラマ9「リーガルビート -逆転の法廷-」(毎週金曜夜9:00-9:54、テレビ東京/Leminoほかにて配信)の第1話「卑劣なパワハラに逆転勝利!」が、7月24日に初回15分拡大SPで放送された。吃音、介護、パワハラなどの社会問題を扱いながらも、非常に誠実で見やすい作りとなっており、SNSには当事者を含む人々から多くの反響が。その中から、鈴鹿央士のラップや吃音描写への評価、稲垣吾郎や小雪とのバランスを含めたドラマ全体への感想をピックアップして紹介する。(以下、ネタバレを含みます)
■テレ東完全オリジナル脚本の痛快逆転リーガルドラマ「リーガルビート」
吃音で満足に思いを伝えられず何度も悔しい思いをしてきた新人弁護士・泰地空(たいち・そら)は、ラップのリズムに乗れば言いたいことを思いのまま話すことが出来る特性を持っていた。そんな彼が、慈善事業に精を出す雪村明日実(小雪)率いる弱小法律事務所に拾われ、現実主義の先輩弁護士・星秀幸(稲垣吾郎)とバディを組んで、現代社会の不寛容や政治家の闇に立ち向かっていく完全オリジナル脚本の痛快逆転リーガルドラマ。
主人公・泰地を演じる鈴鹿は、ゴールデン帯連ドラ単独初主演。稲垣と小雪は、2008年1月期放送の「佐々木夫妻の仁義なき戦い」(TBS)以来、18年ぶりの弁護士役での共演となる。脚本は光益義幸氏、三浦駿斗氏、阿部凌大氏、監督は藤田直哉氏、市井昌秀氏。主題歌は高橋優の「鳥」。
第1話のゲスト俳優として、相武紗季、河内大和、橋本淳らが登場した。
■鈴鹿央士の新人弁護士&稲垣吾郎のエリート弁護士が、大企業の不当解雇に挑む第1話
泰地は初出勤の途中、コンビニエンスストアの前で見かけた明子(相武)が気になり、彼女が落とした財布を届けるために追いかけて名刺を渡す。それがきっかけで、明子の叔父から初指名の依頼を受けることに。
叔父は、1年前の明子の解雇は不当だったのではないかと相談するが、明子は自主退職だったと主張し、出張相談に訪れた泰地と先輩弁護士の星を追い返す。
しかし泰地は、明子が“言いたい思いがあるのに声にならない”という吃音と同じような状況にあることを感じ取り明子を説得。星も協力し、かつての勤務先である大手広告代理店を訴えることになる。
調査を進めると、明子を自主退職へ追い込んだ会社側の陰湿な企みが明らかに。在職中、明子によく助けられたという元同僚の小坂麻衣(綾乃彩)の協力を取り付け、当時の上司・稲本崇(橋本)らと法廷で対決する。
ところが、第一回口頭弁論及び証人尋問で、泰地は相手側弁護士・氏家史郎(河内)の吃音をからかう態度に負けてしまい、星が代わりに弁論を行う。
小坂の証言もあって稲本を追い詰めるも、氏家が明子への引き抜きメールを証拠として提出したことで、不当解雇ではなく転職目的の自主退職という線が濃くなってしまう。
その後、泰地と星は引き抜きメールの送り主を訪ねる。すると、明子についての匿名の情報提供があったという事実が判明。星は、引き抜きそのものが会社の仕込みであったと考える。
自身の伝手で情報提供者を突き止めた星と、明子の母親のリハビリ用の日記という新たな証拠に気づいた泰地は、第二回口頭弁論及び証人尋問に向かう。
2人の提出した証拠により苦しい立場に追い込まれた稲本だが、上司や氏家弁護士の圧もあり、会社を守る立場を崩そうとしない。
そんな中、星に「法廷じゃなくてサイファー。尋問じゃなくてバトル。そう思ってやってみるんだ」とけしかけられた泰地は、ラップのフローで心を打つ弁論を開始。ざわめく法廷の中で、稲本を翻心させることに成功し、会社の指示であったと明言させ和解を勝ち取る。
閉廷後、かつて戦友だった明子に不本意なパワハラをすることに苦しんでいた稲本も、心からの謝罪をして、2人は未来の活躍を誓い合う。
この裁判は、「声なき声を拾う吃音ラッパー弁護士 法曹界を変える期待のニューホープ」という見出しで、週刊スクープ記者・三戸晴生(みと・はるき/伊藤万理華)によって記事化。泰地にラップを教えた友人・椋井岳(通称:ムック/夏生大湖)もその記事を読んでご機嫌。
エンディングには人気政治家・村主功(すぐり・いさお/田中哲司)が登場。彼が登壇した講演会会場の客席後方には、意味深な拍手を送る星の姿があった。
■鈴鹿央士に「このクールの最優秀俳優賞」「吃音がリアル」「ラップも上手」の声多数
SNSでは「パワハラにより退職に追い込まれた女性が会社を訴える裁判。地味な題材ですがちゃんと二転三転で面白くなりました。テレ東らしいオリジナル脚本の掘り出し物!吃音の弁護士がラップで弁護しちゃいますが、決してコメディじゃありません。地味ながら俳優陣も良い感じです!」「ノーマークだったが面白かった!吃音があり渦巻く想いを口に出せない泰地の想いが伝わり応援したくなる。介護で離職に追い込まれる案件も超身近。最後の母の日記は反則技」「テレ東リーガルドラマ、棋士だったり、吃音ラッパーだったり、あてがう設定がちょっと斜め上な感じだが、ちゃんとそれが新鮮味に寄与していて、ドラマ上のフックとなることに感心する。手堅くおもしろい」「アプローチが斬新でサスガテレ東☆昔の名作アニメみたいな胸熱感」と、ドラマの良質さに言及するコメントが多数。
さらに主演の鈴鹿には、「面白かった。鈴鹿くん演技上手い。ドラマのタイトルはそういうことだったのか」「私の息子が吃音だったので鈴鹿君が可愛くてたまらぬ」「これは思ってたよりずっと面白い。吃音持ってる主人公やけど明るいのがいい」「吃音の症状がリアルで、昔の自分と重ねる部分が多々ありました」「法廷での吃音がリアルだったので思わずがんばって!ってなってしまった」「ラップも上手」「このクールの最優秀俳優賞もう鈴鹿央士認定でおけ!吃音にラップ、に法律用語。元々ナチュラルな演技。非の打ち所がない」「赤ちゃんにいないいないばあする泰地空くん最高に笑った!これでこそ鈴鹿央士!!」「周りの先輩たちは安心感あるし、素直に主役を応援したくなる作りだった。法廷でのラップは吃驚したけど演出が上手くて嫌味がなかったので次からは納得して観られそう」といった声も寄せられた。
また、吃音監修を務める言友会の富里周太氏も「映像で見るとまた違った印象もありますが、鈴鹿さんの演技は吃音含めて素敵でした…!相談室に通うお子さんの保護者の方々からも見ましたよのご連絡をいただき嬉しい限り。啓発にと繋がると嬉しいです」とコメントしていた。
■稲垣吾郎に「もう最高の上司やん」「舞台で培ったものが活きてる」「心地いい」の声
また、「稲垣吾郎氏、一言でいえば“自然”。本当にああいう性格の人が思いつくまま話している感じ。長台詞も説明的で無く、聞きやすい。舞台で培ったものが活きてるんだなきっと」「熱血の熱い演技でなく、ああいう淡々としたひと癖ふた癖ありそうな(でも根っからの悪人ではない)役、本当に上手い。台詞の言い回しにも、どこかひとの良さや愛嬌が覗く、飄々とした感じ。この先も楽しみだ」「稲垣吾郎はやっぱうまいな。舞台をやってるからか、セリフの間がすごく心地いい」と、稲垣の演技を絶賛するコメントも数多く見られた。
さらに、「星センセー、偏屈エリートと言うよりツンデレで面倒見のいいお兄ちゃんだったな~」「絶対嫌な役だと思ってたらすごいいいヤツだったのが良かった」「正直じゃない星さんかわいすぎ!」「クールで仕事に対して厳しいのに実はちゃんと寄り添って理解しようとしてる優しい上司の星秀幸が稲垣吾郎過ぎて当て書きか!!」「落ち着いてるのに行動力もあって、部下への優しさが垣間見れて、え?どこが偏屈なの?もう最高の上司やんって感じ」と、星のキャラクターに魅力を感じたという声も。
また、「3人の俳優達が発する周波数が素晴らしく美しくて見てて安心するドラマ」「鈴鹿央士を支える小雪と稲垣吾郎の3人がめっちゃ良かった」「18年経って並んで弁護士同士の会話をやり取りする吾郎さんと小雪さんがカッコよくて感慨深い」「佐々木弁護士夫妻の呼吸は相変わらずピッタリ」「小雪さんの絶対的な安心感が好き。星君を“コイツ”って言うのがたまらん笑」「小雪と稲垣吾郎のいい上司っぷりがハンパない。しっかりこうやって導いてくれるのやっぱりいいな」「泰地くんを見守る感じが雪村さん、星さんそれぞれの性格がよく表れてる」「いい感じに年をとっている小雪稲垣吾郎とのバランスもいい」「鈴鹿央士くんと稲垣吾郎という意外な組み合わせだけどこの後もいいコンビネーションを見せてくれそう」と、雪村法律事務所の居心地良い空気に好感を抱いたという声が多数上げられていた。
◆文=坂戸希和美

