息子が3歳のころ、初めて義実家に泊まりに行った日の夕食で、私は驚きました。みんな黙々とごはんを食べていて、テレビもついていません。話しかけても声は出さず笑顔でうなずくだけで、誰も口を開きません。
ひと言も喋らない理由は…
空気が重く感じ「何か怒らせた?」と不安になりましたが、あとで夫に聞くと「うちは食事中は会話禁止が昔からのルールなんだ」とのことでした。よく噛んで味わうのが家の教えで、義母いわく「話すと味が逃げる」そうです。
普段はにぎやかに食事をする私には、カルチャーショックでした。翌朝の朝食でもやはり沈黙が続き、緊張して味がまったくわかりませんでした。
この体験を通して、家庭ごとに「普通」は違うと改めて実感し、義実家ではその家のルールを尊重することが大切だと思うようになりました。
帰宅後は、息子と一緒に「おいしいね!」と笑いながら食べる時間が今までよりも幸せに感じられるように。人それぞれだとは思いますが、私にはにぎやかな食卓のほうがあっているようです。義実家では義実家のルールを尊重しながら、これからも付き合っていこうと思います。
著者:吉田 陽子/30代女性・パート
結婚生活14年目のママ。かわいい愛猫の介護をしている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
※AI生成画像を使用しています

