
小峠英二(バイきんぐ)と車好きのゲストが“試乗”最高のドライブへ向かう「小峠英二の試乗最高!」(毎週月曜夜10:00-、BSフジ)。ゲストが「昔、乗りたかったクルマ」と「今、乗りたいクルマ」の2台に試乗し、プライベート感たっぷりの車内トークでそれぞれの車にまつわる思い出を振り返る。7月27日の放送では、フットボールアワー・後藤輝基がゲスト出演。高校時代から憧れ続けた夢の一台・ロッキー3000GTと近い将来乗りたい一台として日産フェアレディZに試乗したのだが、それらよりも先に革ジャン2着を“即決”する珍展開も。
■「欲しい、マジで欲しい」憧れ続けたロッキー3000GTに大興奮
今回、後藤が夢の一台として選んだのは、幻の名車・トヨタ2000GTを現代の技術でよみがえらせたロッキー3000GT。姿が見えた瞬間に「うわぁ最高!」「めっちゃかっこええやん」と声を上げ、「欲しい、マジで欲しい」と早くもヒートアップしていく。同車種は後藤が高校時代から憧れ続けた車で、自宅には2000GTのミニカーを飾るほど思い入れがあるそう。「実車は都内で一回見たぐらい」「乗れるわけないと思ってた」という心情を吐露し、試乗前から深い感動に浸っていた。
車体の前に陣取ってリトラクタブル・ヘッドライトの挙動に大はしゃぎし、「ペタペタやで」と低く構えたフォルムを何度も眺める後藤。「ここでキャンプしたいもん」と興奮しながら、ホイールも当時のままであることに気づくなど子どものように夢中な姿を見せる。
運転席へ乗り込むと「台車の高さや」「前見えへん」と笑わせながらも、走り出すと「意外と運転しやすい」「旧車感がない」「もたつきも全くない」と現代の3リッターエンジンを搭載したレプリカならではの実用度も絶賛。「めっちゃええ番組やん」と早くも満足したようで、高速道路では「今までの人生で最高の午前中や」と笑顔を見せた。
試乗後の評価では、「今感」「昔感」「ぺったんこ感」「指さされ感」など自ら設定した5項目すべてを満点評価。「みんな見てた。後藤や、みたいな顔してかった。何?あのスーパーカーっていう顔してた」と、“指さされ感”はひとしおだったようだ。
続いて試乗したのは、近い将来乗ってみたい一台として選んだ日産フェアレディZ。街中で見かけ、「あのかっこいい車何やろうと思ったらZやった」と以前から気になっていたことを語る。歴代モデルへのオマージュが施されたデザインを前に、「Zはやっぱりケツやな」「このギュッと締まった感じがええ」とリアビューを絶賛。「ピッタピタや」「低っ」とスポーツカーらしいフォルムに目を輝かせる姿からは、生粋の“車好き”感がヒシヒシ伝わってくる。
試乗では「同じスポーツカーでも全然違う」「やっぱ現代の3000やからな」「全然踏んでないのに引っ張られる」とロッキー3000GTとの乗り味を比較し、最新スポーツカーならではの力強さを体感。「普通に気持ちいい、乗りやすい静粛性の高いセダンみたいな。でもアクセルを踏んだら一気にスポーツカーに変わる」「カーブも地をはう感じ」と走りを楽しみながら、大型ファミリーカーに乗っている今だからこその本音も明かした。
■後藤節全開のドライブトーク
試乗中は、後藤らしい軽快なトーク全開。初めて所有した愛車はトヨタ・コロナマークIIで、当時好きだった女性を意気揚々とディズニーランドへ誘ったのだとか。しかし「家を出て山手通りに入った瞬間にブスブスブスって止まってもうて」「真夏に汗だくで2人で坂道を押した」と苦い思い出を振り返る。
さらにBLANKEY JET CITYの楽曲を初めて車内で流した時の高揚感について話すと、「アクセル踏むしかないよな」と2人で大盛り上がり。「歌にはポンティアックとかキャデラックは出てくるけど、コロナマークIIは出てけえへん」と笑いを誘った。
またこの日は後藤たっての希望で、小峠が20着近く所有するというライダースブランド「ルイスレザーズ」へ立ち寄ることに。後藤が「ちょっと見立ててよ」と相談すると、小峠はサイズやカラーを次々提案。まるで店員のような接客ぶりで「ネイビーいいですよ」「後藤さん似合ってます」と勧められると、後藤も「めっちゃええやん」と即決。さらに別モデルまで試着して「めっちゃ着やすいやん」と気に入り、「2個買います」とライダース2着をその場で購入した。
しかしさすがこだわり派の小峠行きつけの店とあって、革ジャンはそれぞれ31万で総額60万越え。値段を見ずに「買います」と言ってしまった後藤は、さすがに「ちょっと待てよ」と思わず笑いが込み上げてくる。「こんな60万の買い物した人いた?」と後藤が聞くと、小峠が「いないです。買い物番組じゃないんで」とツッコミを入れる始末。それでもここで日和らず、しっかり購入を決めるところはさすがの男気だ。
また5人の子どもの父でもある後藤は、ロケ当日が双子の3歳の誕生日だったことを明かして「車乗ってる場合ちゃうねん」と苦笑い。「大人の男が動いていたらトトって呼ぶ」という子どもたちの微笑ましいエピソードも披露するなど、芸人としてだけでなく父親としての素顔ものぞかせる。終始テンポの良い掛け合いが続き、小峠との息の合ったやり取りが楽しい回となった。
■少年の憧れも、大人の楽しみも全部手に入れた一日
今回印象的だったのは、後藤が「好き」という気持ちをとことん素直に楽しんでいたことだ。憧れ続けたロッキー3000GTには何度も「欲しい」と口にし、フェアレディZでは未来の愛車を思い描く。そして、立ち寄った革ジャン店では予定になかった2着同時購入まで決断。どれも少年のように目を輝かせながら楽しむ姿が印象的だった。
家族のためにプライベートでは大型のファミリーカーを選びながらも、「その反動で小さいスポーツカーに乗りたくなる」と語る後藤。夢の車を前に無邪気にはしゃぐ姿は、世の車好きたちと何も変わらない。最後には「ちょっと買うかも。マジで」とロッキー3000GTへの思いをにじませた後藤。その言葉が現実になる日を期待したくなる、夢と憧れが詰まった放送だった。
夢の車に触れることで、過去を振り返り、未来を思い描く。試乗を通して人生そのものを走らせていく「小峠英二の試乗最高!」は、TVerやFODで見逃し配信中だ。

