年長の次男について、担任の先生と面談をしたときのことです。次男は動画視聴サイトが大好きで、ゲームの実況やおもちゃの遊び方の説明動画などをほとんど毎日見ています。時間を決めて見せるようにしていますが、時間になってもなかなかやめない次男。私が無理やりやめさせても泣いて怒るため、どうしたらいいのか先生に相談すると……。
動画視聴は悪いことばかりではない?
息子の動画視聴について、「約束の時間を守れないことは良くない」と先生も腕組みしていましたが、「でも、園では助かっていますよ」と意外な言葉が。まさかの返答に驚いた私は、どういうことか先生に聞いてみました。
「次男くんは説明がとてもじょうずで、クラスでわからないことがあって困っている子がいると、私たちの代わりに教えてくれるんです。私たちが見ていないところでお友だち同士が喧嘩をしてしまったときも、状況を説明してくれたりして。きっと、動画のまねをしながら自分の言葉に置き換えて話しているんだろうな、と思います」と園での様子を教えてくれた先生。
時間を守れないならいっそ動画の視聴そのものをやめさせようかと考えていたのですが、先生の言葉で、動画視聴は悪いことばかりではないと気づくことができました。
とはいえ、時間を守れないのは良くないことなので、今は時間を守れた日はカレンダーにシールを貼るという方法を試しています。まだ泣いてしまう日もある次男ですが、最近は動画視聴の時間が終わると、私のスマートフォンを使ってオリジナルの動画を撮影するようになりました。将来は動画配信者になりたいとのことなので、しばらく見守ろうと思います。
※日本小児科医会では、2歳までテレビ・ビデオなどの視聴は控え、メディアに接触する総時間は1日2時間まで(テレビゲームは1日30分まで)を目安に制限するように提言してます。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:安藤 はるか/30代女性・主婦。小3、年長の男の子と2歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

