困っている人がいたら助けたい。そう思っている心優しい人も多い事でしょう。
しかし、時には注意しなくてはいけない場面もあるようです。
今回は筆者の友人A子さんのお話をご紹介します。
駅で人助け
A子さんが、駅まで夫を迎えに行った時のことです。
時刻は16時頃で、人がまばらに歩く中、小学生くらいの男の子に突然話しかけられました。
「すいません。今から家に帰りたいんですけど、100円足りないんです……」
突然見知らぬ子に言われて驚きましたが、実はA子さん自身も、お金が足りずに電車に乗れなかった経験がありました。
そんな辛い思いをさせるなんて! と思い、迷わず100円を渡すことに。
大喜びでお礼を言って立ち去る少年を見つめ、「いい事したな」なんて思っていました。
私、嘘つかれたの!?
その後、トイレを済ませたA子さんが改札前の端で立っていると、先程100円を渡した子が帰る様子もなく、他の少年たちといるのが目に入りました。
それも、笑い合いながらあたりを見回していて、帰る様子がありません。
不審に思い観察していると、別の少年が「お金が足りなくて……」と、他の人に声をかけているではありませんか!
A子さんは、「家に帰れない」というのが嘘で、お金集めが目的だと確信しました。
ちょうど連絡を取っていた夫に、それまでの出来事を伝えると、
「その子達の背格好教えて。もう着く」
「俺が電話するまでA子は出てこなくていいよ。電話したらすぐこっち来て」
そう言われ、待つこと約10分。
ホームの階段から改札に向かってくる夫を見つけました。

