もうすぐ生まれてくる赤ちゃんを楽しみに待っていたある日、夫がコツコツ貯めた二人の貯金も、個人の貯金も全て「貸してくれ」と言われた美咲さんのお話です。
毎月夫に渡していたお金はどこへ?


私は現在妊娠8ヶ月。初めての赤ちゃんに会えるのを楽しみに待っています。そんなある日、夫誠二が「ごめん。俺、やらかした」と青ざめて帰宅しました。よほどのことなのか、誠二は私と目を合わせません。「どうしたの?」私にも緊張が走りました。

誠二は、会社の人が車を買う時に連帯保証人になったのだと打ち明けました。そして、その人と連絡が取れなくなったと。え、会社の人なのに?それより連帯保証人になったなんて話、今初めて聞いた!私は驚きと疑問と不安が混ざり合って、固まってしまいました。

「どうしよう、来月の家賃も払えない」と頭を抱える誠二を前に、私までオロオロするわけにはいきません。でも、どうしようと言われても。大切なこと、特にお金が絡むことは1回相談してってこれまで何度も話しているのに。誠二は人が良すぎて、困っている人がいるとつい助けてしまうのです。

誠二は「ごめん。でも今を乗り切らないと。」と言うと、なんと「とりあえず2人で貯めた貯金全部を支払いにしたい。後は母さんから借りる」と言い出したのです。これにはさすがに「貯金全部!?」と大きな声を出してしまいました。なぜなら2人の貯金用に私の分を毎月10万円ずつ、誠二に渡していて、それだけ計算しても250万円はあるはずなのです。誠二はそれには答えず更に言いました。

「あの・・・あと・・・できれば美咲の貯金も全部貸してほしい。あるよね?貯金。」2人の貯金全部と、私個人で貯めているお金までも、銀行から全額おろしてくるように言う誠二。当然自分の貯金も使うはずですから、2人の貯金と私の貯金、いったいどれだけの借金を抱えているのかと思うと不安しかありませんでした。
美咲さんに何の相談もなく連帯保証人になってしまう誠二さんは、人が良すぎるというよりは何も考えていなさそうで恐ろしいです。もうすぐ赤ちゃんが生まれてくるのに、どれだけのお金が必要なのか、それまで美咲さんが渡していたはずの250万円はちゃんとあるのか、大切なことを何も話さない誠二さんが既に信用できません。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお

