普段から特に仲が良いというわけではないけれど、時々集まる陽子さんと和子さん、佐藤さん、そして山田さん。年齢も趣味もバラバラな4人の共通点は、不思議な体験をすること。この日も夜のファミレスに集まった4人は、最近あったコワい体験談を披露し合うのでした。トップバッターの和子さんは、電車にまつわるコワい体験談を話し始めます。なかなか泣き止まない息子誠くんのために走る電車を見せに行ったのですが、驚くことに、その電車の窓にはびっしりと赤い手形がついていたのでした。その話を聞いた一同は「怖い怖い」と青ざめます。すると今度は、コワい話に定評のある山田さんが、最近遭遇したコワい出来事を話し始めました。深夜のコンビニで雑誌を立ち読みしていたときのこと、自動ドアがひとりでに開いて、明らかに人ではない何かが山田さんの背後を這うように進んでいき、トイレに入っていきました。すると、後から来たトラックの運転手が、何かが入っていったトイレに向かって行ったのです。
運転手と一緒に出てきたのは・・・

山田さんの背後をズルズルと這うように進んでいき、ゆっくりとトイレに入っていった人ではない『何か』。すると次の瞬間、コンビニにトラックの運転手が入店してきて、そのままトイレへ向かっていきました。
トイレへ入っていったトラックの運転手ですが、10分経っても出てくる気配がありません。あんなものを目にした直後だっただけに、山田さんは運転手のことが心配でたまりませんでした。とはいえ、声をかけたりドアをノックしたりするのも不自然だったので、運転手が出てくるのを見届けようと、その場で待つことにしたそうです。

トイレへ入っていった何かは、明らかにこの世のものではない姿をしていました。しかし、それが自分たちに害を及ぼす存在なのか、それとも無害なのかは山田さんにもわかりません。「変なことになってなきゃいいけど・・・」そう祈りながら待っていると、静かにトイレのドアが開きました。

すると、店内にカツンッとヒールのような足音が響きます。「振り向いてはいけない」そう直感した山田さんは、冷や汗を流しながら、じっと目の前の窓ガラスを見つめました。

窓ガラスには、気だるそうに歩くトラックの運転手の姿が映りました。そして、そのすぐ後ろには、女性らしき影がぴったりと付き従っていたのです。

その後もトラックの運転手はうつむいたまま歩き続け、女性の影を引き連れたまま、店の外へと消えていきました。
トラックの運転手は、女性の霊のようなものに憑かれてしまったのでしょうか。そのおかげで山田さんは難を逃れましたが、運転手の身に何事もなければいいのですが。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:八雫 紫苑 編集:石野スズ
作画:きちやん

